2022/03/13 15:15
本日も、ご訪問いただきありがとうございます。
初めての方は『初めまして』これからよろしくお願いします。
さて、前回までに下枝の解剖学について
「大腿部」「下腿部」「足部」とみていきましたが
本日からは、「下枝の疾患」について話していこうと思います。
いきなりですが
「最近、膝痛くないですか?」
どこぞのCMでやってそうなセリフですが
一言で「膝が痛くなる」と言っても
1.痛くなり始め
2.常に痛くて動くのもつらい
3.昔痛かったけど、今はそんなに感じないなぁ
ざっと分けてみましたが、膝の痛みの出方にも段階があり
1~3にかけてちょっとずつ悪化していってます。
「え!3は痛みが減ってきてるから、よくなってるんじゃないの?」
と、思われた方、ご注意ください。
それ、「限界超えてるだけ」かもしれません!!!
「膝に痛みが出る」ということは、膝の中にも痛みを感じる部分があるということです。
この「痛みを感じる部分」いわゆる「痛覚」は常に痛みを感じ続けていると
痛みをなかったことにしてしまい、関節が完全に破壊されているにも関わらず、痛みを感じない
「膝がゾンビ」な状態になってしまっています。
こうなってしまうと、膝の関節面がまだ生きていた(使える)場合
手術で骨を切って無理やり骨折をさせて、膝のアライメント(位置関係)を良いアライメントに直してやるか
膝の関節面が死んでいる(使えない)場合
親から貰った大事な体の一部の、膝関節の骨の部分を取り除き、人工関節に置き換える
人工関節置換術というものを行うことになります。
ただし、た だ し 、
手術ができるだけの体力があり、
無理やり骨折させても大丈夫な骨の状態、またはボルトやスクリューを打ち込んでも大丈夫な骨の状態で、
人工関節置換術の場合、主に、寿命があと30年を切った状態の人に対して
手術を行うこと提案されることがあります。
これだけ条件があり、しかも提案されてあとは自分で決める、
これ、結構、酷ですよね?
「じゃぁ~どうすればいいの?なっちゃったらするしかないじゃん!手術!」
自暴自棄になりそうですが、どうすればいいか、今!半分答え言ってます。
なっちゃわなければいいんです!手術しなくてもいい状態で、寿命を全うできとけばいいんです!
そのためにはどうすればいいか?
薬を飲む?痩せる?運動する?どうする?
正解は「なるべく今の痛くない状態の膝をキープすること!」
そのためには前回までにお話ししてきた解剖学が重要になってきます。
膝関節は下腿の脛骨という骨の上に、大腿部の大腿骨が乗っているだけです。
これを安定させているのは、靭帯や筋肉などの軟部組織です。
これを鍛えることによって、膝の安定性を保ち、膝関節を守ることになります。
ただし、靭帯を鍛えることは基本的にできないため
鍛えるのは主に筋肉になってきます。
おさらいです。
膝関節を動かすときに使っていた筋肉、何があったでしょうか?
主だったもので紹介したのが
「大腿四頭筋」「ハムストリングス」「下腿三頭筋」です。
これらの筋肉を鍛えることによって膝を守っていくことになります。
ではどうやってきたえるのか?
「膝の曲げ伸ばしをする」基本はこれです。
筋肉を鍛えるのには、動かして負荷を与えることでしか鍛えることができません。
ただし、やりすぎ厳禁です。
やりすぎてしまうと、関節に負荷がかかってしまい、逆に痛めることになってしまうので
まずは「一日1000歩、歩数を増やす」ことを意識してやってみてください。
最近は携帯にも歩数計がついているので
それで一週間の平均歩数を出して、それプラス1000歩、目標歩数を入れてやってみましょう。
これだけで、いいのでまずはやってみてください。
将来のあなたの楽しい幸せな生活のためです。
長々となってしまいましたが、最後に
裏技を一つ紹介します。
膝の痛みをなくすのに手術をして、膝のアライメント(位置関係)を整えるというお話をしましたが
この「膝のアライメント」というものを整えてやるのに
痛みの程度が上で紹介した1や2の状態の人であれば「インソール」で補助してやることができます。
これは医療現場でも使われているやり方で、長い実績(最低でも10年以上)があります。
また、このアライメントを整えてやることによって
使う筋肉が変わり、よいアライメントで筋肉を鍛えることができます。
このことによって膝の安定性を保ち、膝を守ってくれます。
『MAILインソール:メールであなたと作るインソール』では
それぞれの症状にあったインソールにカスタマイズすることができる
オーダーメイドのインソールです。
もしよろしければ、商品ページをのぞいてみてください。
もしご注文いただければ、さらに詳しく症状を症状を教えていただき
場合によっては対応できないこともありますが
その時は注文をキャンセルいただいて、アドバイスだけでもさせていただければと思っています。
それでは本日はここまで
長々と最後まで読んでいただきありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。