2022/03/16 07:10


本日も、ご訪問いただきありがとうございます。
初めての方は『初めまして』これからよろしくお願いします。

前回、「外反母趾」に何でなってしまうのか、足の構造などのお話をさせていただきました。
しかし、「外反母趾」は足の構造だけでなってしまうのではなく
靴の履き方、選び方も大きく影響することがあります。
本日はそのお話をしていこうと思います。

あなたは靴の履き方自信ありますか?

赤ちゃんの時のファーストシューズから今まで、ほぼ毎日履いてきているので、ほとんどの人は自信があると思います。
それではちょっと確認してみましょう。

靴を履くときは、つま先と踵、どっちに合わせて履くでしょうか!?

正解は。。。




踵!です!

正解された方は、おめでとうございます。
靴のことを良く知っていると思いますので
この先は読まなくても大丈夫かもしれません。

間違われた方は、残念、この先の記事は気になれば読んでみてください。

それでは、改めて靴の履き方について
ここでは靴の基本形となる「ひも靴」の履き方についてみていきます。

まず、靴は踵で履きます。
靴に足を入れて、そのあと靴の踵をトントンして、靴の踵に足の踵を入れ込んでいきます。
次に靴ひもを、下から順に締めこんでいきます。
この時の締め具合は、うっ血しない程度で、手の指が足の甲の部分に入らないくらい締め込み、
立ってアキレス腱を伸ばす動き(だいたい地面から60度くらい)をしたときに踵が脱げずに、
足関節の前側に靴ひもが食い込まない様にします。
もし、踵が脱げやすい場合は靴ひもの締め具合が緩いか、靴の踵が低い場合が考えられます。
もし、足関節の前側に靴ひもが食い込む場合、ひもを通す穴の一つ抜いてみてください。
それで緩みすぎる場合は、ひもを同じ側の穴に入れ、そこにできたループにひもを通して調整してみてください。
このやり方は、ひもが緩まりにくくなるため、スポーツをするときなどにもお勧めです。



いかがだったでしょうか?
主に「踵で履く」「ひもをしっかり締める」の2つでしたが、どうでしょう?できていましたか?

今の靴というのは、もともと西洋で進化し、それがそのまま日本に入ってきているため、
どうしても日本の文化と相いれない部分が出てきます。
例えば、「家の中では靴は履かない」であったり、「同じ靴をいつでも履く」といったものです。
このため、どうしても靴ひもの締め具合が緩くなり、つま先で履いてしまう、
そして、ひも靴さえ嫌になり、サンダルやスリッポンタイプの、すぐ脱ぎ履きができるものになってしまうのが
今まで、臨床現場で見てきた私の印象です。

更に、ハイヒールで出かけたり、ファッション性の高い革靴を履いたりして
足を壊してしまう人をたくさん見てきました。
これらのパーティーなどでドレスアップしたうえで履くような靴は
とてもオシャレでカッコいいものです。
しかし、これらの靴は、どちらかというと、足には良くないものがほとんどです。
私は決して「履くな!」とは言いません。
必要な場所で、必要な場面で履いてほしいし、履かないといけないこともあります。でも、足も守ってほしい。
なので、面倒かもしれませんが、会場までは足のためを思った靴で行ってもらい、
会場に着いたら履き替えてもらう、もしくは近くの履きかえれそうなところで履き替えてもらえればと思います。

2,3年前、「KUTUU」というものが流行りました。
これは、働く女性たちが職場でヒールのあるパンプスを履くように、暗黙の強制を強いられ
足に不調を起こし、健康を害していたことから、「くつ」と「苦痛」からできた言葉でした。
最近ではあまり聞きませんが、それでも以前よりは、職場や通勤中に履く靴に意識が向いているのを感じます。
また、パンプスにも工夫を凝らし、外反母趾用のものやヒールの低いもの、靴の踵の広いもの、
足関節部にひもがついていて足が前にずれにくいものなど、足を思った進化がされてきていると感じます。

もし、あなたがこの記事を読んで、足を守ることの大事さを感じてくれたなら
ぜひ、フォローをお願いします。
今後も、足に関する記事を多く載せていく予定ですので、ブックマークをしてくれるととてもうれしいです。

だいぶ長くなったので、本日はここまで
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またのお越しをおまちしております。

続きは次回、ではでは。



追伸トピックス
実は日本でも古墳時代より前から靴があった
金(ゴールド)でできた、装飾ジャラジャラの靴を履いた埋葬者が、発掘されてます。