2024/07/19 20:30

ども、義肢装具士の佑吉です。
皆さん、普段の姿勢について意識したことはありますか?実は、姿勢は自律神経に大きな影響を与え、体と心の健康に直結しています。この記事では、姿勢と自律神経の関係について詳しく解説し、健康な体と心を保つための具体的なポイントを紹介します。

1. 自律神経とは?

自律神経は、交感神経と副交感神経の二つに分かれています。交感神経は体を活動的にする役割を持ち、緊張やストレスを感じるときに働きます。一方、副交感神経は体をリラックスさせる役割を持ち、休息や消化の際に働きます。自律神経はこれら二つのバランスを保つことで、体の機能を正常に維持しています。

2. 姿勢が自律神経に与える影響

悪い姿勢は、自律神経に負担をかける原因となります。例えば、猫背や前かがみの姿勢は、首や肩の筋肉に余計な緊張を生じさせ、交感神経を刺激してしまいます。その結果、肩こりや頭痛、腰痛などの症状が現れます。一方、良い姿勢は副交感神経を刺激し、リラックス効果やストレス軽減、集中力向上などの効果をもたらします。

3. 良い姿勢を保つためのポイント

  • 立っている時の姿勢:
    背筋を伸ばし、肩をリラックスさせ、頭を上に引き上げるように意識しましょう。足の裏全体で立つことを意識し、足の指先まで均等に体重をかけることが大切です。

  • 座っている時の姿勢:
    椅子の高さを調整し、膝が90度になるように座りましょう。背もたれにしっかりと寄りかかり、腰をサポートするクッションを使うと良いです。
    そのため、ソファーの様な柔らかい椅子ではなく、食卓の椅子の様な硬めの椅子に座ることをオススメします。

  • 歩いている時の姿勢:
    背筋を伸ばし、肩を下げてリラックスさせます。目線を前方に向け、足の裏全体で地面を踏みしめるように歩きましょう。

  • 日常生活で意識すべき姿勢のポイント:
    パソコン作業やスマホ使用時には、首を前に出さないように注意し、背筋を伸ばした状態を保ちます。そのため、パソコンのモニターは目線と合わせられるよう台を使い、ノートパソコンでもキーボードを別に準備することがオススメです。

4. 姿勢を改善するためのエクササイズ

  • 肩甲骨周りのストレッチ:
    両手を頭の後ろで組み、肘をゆっくりと後ろに引くことで肩甲骨を寄せます。これを数回繰り返しましょう。
    つい猫背になりやすく、胸の前の部分の筋肉が縮こまりやすくなりますので、この筋肉をストレッチするイメージで行ってみて下さい。

  • 背筋のエクササイズ:
    仰向けに寝て、膝を曲げて足を床に置きます。腰をゆっくりと持ち上げ、背筋を鍛えるブリッジポーズを行います。
    デスクワークが増えると、股関節の前の筋肉の腸腰筋などが縮こまってしまいます。背筋のエクササイズとともに、股関節の前の筋肉のストレッチも意識することもオススメです。

  • 腹筋のエクササイズ:
    仰向けに寝て、両膝を胸に引き寄せます。手を使わずに腹筋の力で膝を胸に近づける動作を繰り返しましょう。
    つい緩みがちな腹筋を意識して動かすことで、立った時や座った時の姿勢を保つ時に意識して筋肉を動かせるとようになります。

  • 自律神経を整える呼吸法:
    深呼吸を行い、息をゆっくりと吸い込み、ゆっくりと吐き出します。腹式呼吸を意識し、お腹を膨らませるように呼吸します。
    呼吸は、意識的にも、無意識でも行うことができます。そのため、この呼吸の仕方を整えることによって、その他の自律神経によって行われる機能を整えていくことが期待できます。

  • 姿勢矯正のためのヨガやピラティス:
    ヨガやピラティスのポーズを取り入れることで、姿勢改善と自律神経のバランスを整えることができます。
    これらの普段しない動きにより、姿勢を整え、ストレッチを促し、意識をし移駐することによって、自律神経を整えていくことが期待できます。

5. 自律神経を整えるためのライフスタイルの工夫

  • 規則正しい生活習慣:
    規則正しい食事、十分な睡眠、適度な運動を心がけることで、自律神経のバランスを整えます。
    生活習慣が乱れることによって、自律神経の激しいスイッチングが起こり、自律神経が乱れやすくなりますので、生活習慣を見直し健康的に過ごすことが、近道になるかもしれません。

  • ストレス管理の方法:
    趣味の時間やリラクゼーションを取り入れることで、ストレスを軽減し、副交感神経を活性化させます。
    仕事をしていると、交感神経優位になり、リラックスすることを忘れがちになります。一日の中で少しでも副交感神経にスイッチするタイミングをつくる事をオススメします。

  • 自律神経を整える食事のポイント:
    ビタミンB群、マグネシウム、ハーブティーなど、自律神経に良い食材を積極的に摂取しましょう。
    これらの栄養素や食品は、バランスの取れた食事を摂取することが前提です。まずは、普段の食事から見直し、外食や中食が多い場合は、一食でも自炊してみたり、一品でもおかずを作ってみるなど、少しずつでも変えていってもらえ麗奈と思います。

まとめ

姿勢と自律神経の関係を理解し、日常生活での姿勢を意識することで、健康な体と心を保つことができます。この記事を参考にして、ぜひ実践してみてください!
また、姿勢を整えたり、身体の負担を減らすインソールもオススメですので、気になる方は是非お試しください。

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ではでは。