2025/01/14 21:09
ども、義肢装具士の佑吉です👣
日々の仕事や家事、家族との時間に追われる30代女性の皆さん。「最近、足がだるい」「歩くとすぐ疲れる」と感じたことはありませんか?もしかしたら、その原因は“偏平足”かもしれません。偏平足とは、足裏のアーチ構造が崩れ、土踏まずがなくなった状態を指します。この状態になると、足が本来持つ「衝撃吸収」と「推進力伝達」の機能が低下し、身体に多大な影響を及ぼす可能性があります。
偏平足が身体全体に及ぼす影響とは?
1. クッション機能の喪失がもたらす不調
足裏のアーチは、歩行時や立っているときに地面からの衝撃を吸収する天然のクッションです。偏平足では、この機能が損なわれ、膝や腰、さらには背骨にまで衝撃が伝わります。その結果、以下のような症状が現れることがあります:
膝痛や腰痛
慢性的な肩こりや背中の張り
疲労感が取れない
2. 推進力の低下が引き起こすエネルギー消耗
偏平足になることで足裏の剛性が弱まり、歩く際に推進力が十分に伝わらなくなります。その結果、1歩1歩が不安定となり、歩くだけで多くのエネルギーを消耗。これが日常生活での疲労感やだるさの原因となることがあります。
3. 姿勢への悪影響と全身の歪み
偏平足は、骨や筋肉のバランスを崩し、歩き方にも悪影響を及ぼします。足をペタペタ地面をたたくような歩きの癖がついたり、負担をかけるような歩行が続くと、姿勢が崩れ、体全体の歪みへとつながります。
偏平足のチェック方法と対策
自宅で簡単に偏平足をチェック!
意外と自分では確認できない偏平足。体重のかかっていない状態では、一見足のアーチ構造が保たれているように見えることがあります。しかし、立ってみると、意外と潰れていることがあります。
チェック方法として、濡れた足で紙の上に立ち、足跡を確認してみましょう。土踏まずがくっきり残る場合は、偏平足の可能性があります。
偏平足の対策法:今日からできるケア
適切な靴選び:足に合った靴を選ぶことが第一歩。靴のかかとから指の付け根の部分までに、しっかり芯があり曲がらない、足裏をしっかり支えるものがおすすめです。
インソールの活用:偏平足専用のインソールを使うことで、アーチ構造をサポートし、足への負担を軽減します。ただし、偏平足のある足の場合、土踏まずだけの潰れではない場合が多く、足の3つのアーチ(内側、外側、横)をバランスよく支えるモノが必要です。そのため、既製品で探す場合、この3つのアーチをキチンとさあせているモノを探すことが重要です!更に、最初は低めのモノから、徐々に高くしていくことがオススメです!
解し&筋トレ:足のアーチ構造を支える筋肉は、足の中だけではなく、主にスネの太い骨の周りに付着しています。そのため、この部分の筋肉が疲労し、硬くなっていることがよくあるため、それをほぐすこと、更にその筋肉を鍛えていくことが重要です。この方法としては、かかと上げ運動や、タオルギャザー運動、足の指を使ったじゃんけんなどが主なトレーニングになります。
専門家に相談する大切さ
偏平足は放置すると進行し、歩行能力の低下やさらに深刻な身体の不調を引き起こす可能性があります。しかし、専門的なケアを取り入れることで症状を軽減し、足元から全身の健康を取り戻すことが可能です。整形外科や義肢装具士、理学療法士などの足の専門家に相談し、正しい靴やインソールを選ぶサポートを受けましょう。また、状況に応じて病院で、理学療法や装具療法を取り入れることで、偏平足の改善を目指すことができます。
足元の健康が、心も体も軽やかな毎日を支える
足の悩みは「年齢だから仕方ない」と諦める必要はありません。偏平足のケアは決して難しいものではなく、日々の生活に少しの意識をプラスするだけで変化を実感できるかもしれません。
「最近疲れやすい」「足が痛い」と感じたら、それはあなたの体が送るSOSサインかもしれませんので、今こそ、足元の健康を見直してみませんか?毎日を軽やかに楽しむために、足元から変わる新しい一歩を踏み出しましょう!
ではでは👣