2025/08/13 18:11
道に何もないのにつまずきそうになる——そんな経験ありませんか?
「年のせいかな」で片付けてしまうのは危険です。
その小さなつまずきは、足のアライメント(骨や関節の並び)の乱れのサインかもしれません。
この状態を放置すると、足がもつれて転倒しやすくなります。さらに骨粗鬆症が進んでいると、ちょっとした転倒でも腰や手首、膝のお皿、太ももの骨などを骨折してしまう危険が…。骨折から寝たきり生活に移行してしまえば、運動機能も認知機能も一気に低下し、「動くのが億劫」という負のスパイラルに。結果として健康寿命を大きく縮めてしまうのです。
なぜ「何もない所」でつまずくのか?
原因のひとつはつま先を上げる筋肉(前脛骨筋)の衰えです。この筋肉は足のアーチ構造を引っ張り上げる役割も担っています。アーチが潰れてしまうと、この筋肉が伸びたままの状態になり、つま先が十分に上がらなくなります。その結果、ちょっとした段差や凹凸にもつまずきやすくなります。
対策は「支えて鍛える」の2本柱
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インソールでアーチを支える
足のアーチを物理的にサポートすることで、つま先を上げる筋肉が本来の働きを取り戻しやすくなります。これにより足元の安定感が増し、転倒リスクが軽減します。 -
前脛骨筋を鍛える
「かかと歩き」を1日10歩から始めましょう。信号待ちや家の廊下など、日常の中で簡単に取り入れられます。 -
継続する習慣を作る
インソールと筋トレを併用し、毎日少しずつ続けることで効果は倍増します。
未来の自分のために
「まだ大丈夫」と思っているうちが、最大の予防チャンスです。今から足元ケアを始めれば、旅行、買い物、家族との散歩も、ずっと安心して楽しめます。
足のアーチを守ることは、あなたの健康寿命を守ること。 今日から始めてみませんか?