2025/08/21 12:27

ども、インソール屋で義肢装具士トレイルランナーの佑吉です👣

前回までの記事で「何もない所でのつまずきは、寿命を縮めるサイン」というお話をしました。今回は、その対策として“日々できるコツ”を具体的にお伝えします。


つまずきの原因は「前脛骨筋」の弱り

何もない場所でつまずくのは、単純に“年のせい”ではありません。大きな要因は、**つま先を上げる筋肉=前脛骨筋(ぜんけいこつきん)**の弱りや疲労です。

前脛骨筋はスネの前にある筋肉で、踵をつけたままつま先を上げると、スネの前側が硬くなるのを感じられると思います。この筋肉がしっかり働かないと、歩行中に足が十分に上がらず、ちょっとした段差や平らな道でもつまずきやすくなります。

さらに前脛骨筋は、ただつま先を持ち上げるだけでなく、足のアーチ構造を引き上げる役割も担っています。つまりこの筋肉が弱ると「つまずき」だけでなく、偏平足や足の疲れやすさ、姿勢の崩れにまでつながってしまうのです。


鍛えるだけでは効果が出にくい理由

「じゃあ筋トレで前脛骨筋を鍛えればいいのね!」と思う方も多いですが、実際はそう単純ではありません。

足のアーチが潰れてしまっていると、前脛骨筋は常に引き延ばされた状態で働くことになります。この状態では、筋肉が効率よく収縮できず、鍛えても十分に効果が出にくいのです。

要するに、筋肉の働くポジションを整えたうえで鍛えることが重要なのです。


インソールが助ける理由

ここで活躍するのが「インソール」👣

インソールは、落ち込んだアーチを支え、足本来のアライメント(骨格の並び)を整えてくれます。これにより、前脛骨筋が本来の位置で働けるようになり、負担が減って効率的に鍛えられるようになります。

足のアーチは「内側・外側・前」の3つが立体的に組み合わさって構成されています。土踏まずだけに注目したり、外側のサポートだけのインソールでは不十分。3次元的にアーチを支えるインソールこそが、つまずき対策には欠かせないアイテムです。


まとめ:毎日のコツで「転ばぬ先のインソール」

「何もない所でつまずく」ことを、年齢のせいで片付けるのはとても危険です。そこから始まるのはフレイル(虚弱)、そして転倒・骨折・寝たきりという負の連鎖。

だからこそ、**前脛骨筋を鍛える簡単な習慣(かかと歩き1日10歩からでOK!)**と、足を正しく支えるインソールを組み合わせることが、転ばぬ先の大きな一歩になります。

👣 最近つまずきが増えたな、と感じている方。
今日から足元を整える工夫で、未来の自分を守ってあげましょう。