2026/08/28 21:50

「昔から、よく足首を捻るんです」
「歩いていると、なんとなく足元が不安定」
「一度捻挫してから、また捻りそうで怖い」
あしから相談をしていると、こういった悩みを聞くことがあります。
そこで僕が作っているインソールの一つが、
“足ぐねり用”のセレクトインソール
です。
でも、
「足首を捻るから、とにかく足首を固めればいい」
と考えて作ったものではありません。
大切にしているのは、
「なぜ、この人は足をぐねりやすいんだろう?」
と考えることです。
「足首を捻る=足首だけの問題」とは限らない
もちろん、捻挫したばかりの急性期や治療が必要な状態では、医療機関で適切な評価や治療を受けることが大切です。
でも、その後も、
「昔から何度も捻っている」
「なんとなく足首が不安定」
「また捻りそうな感じがする」
という方の身体を診ていくと、僕は足首だけを見るわけではありません。
例えば、
・足の状態
・関節
・基本姿勢
・歩き方
・身体の動かし方
・重心バランス
・履いている靴
など。
いろいろな部分を診ていきます。
なぜなら、身体はそれぞれが独立しているのではなく、すべてがつながっているからです。
同じ「足ぐねり」でも、身体は一人ひとり違う
例えば、同じように「足首を捻りやすい」という方でも、
偏平足傾向が強い方もいます。
外側へ荷重しやすい方もいます。
その両方の特徴を持っている方もいます。
姿勢や歩き方に特徴がある場合もあれば、履いている靴が影響している場合もあります。
だから、
「足をぐねる=これが原因」
と、一つに決めつけることはできません。
僕が身体を診るときに大切にしているのは、
“卵が先か、鶏が先か”
という考え方です。
歩き方が崩れたことで、関節に負担がかかることもある。
逆に、関節の状態が変わったことで、歩き方が変わっていることもある。
身体はどちらか一方向というわけではなく、多面的で、さまざまな要素がグラデーションでつながっていると考えています。
だから「足ぐねり用」を作りました
僕のところには、いくつかの種類のセレクトインソールがあります。
その中で“足ぐねり用”を作ったのは、
「足首に不安定感がある人に、あし元からできる選択肢を作りたい」
と考えたからです。
ただし、インソールを入れればすべて解決する、という考えではありません。
足の状態を診る。
基本姿勢を診る。
歩行を診る。
動きを診る。
履いている靴も診る。
そのうえで必要であれば、インソールという道具を使う。
だから僕にとってインソールは、単に身体を支えるだけのものではありません。
身体の“再教育ツール”の一つ
として考えています。
目指しているのは「インソールを履くこと」ではない
インソールを使うこと自体が、僕の目的ではありません。
目指したいのは、
より自立して立つ。
歩く。
そして動く。
ということ。
ヒトは動物です。
立って、歩いて、動く。
僕は、この当たり前のことをとても大切にしています。
だからインソールも、
「入れて終わり」
ではありません。
インソールを使いながら身体を整え、実際に立ち、歩き、動く。
必要に応じて身体を動かしたり、鍛えたりする。
そうやって、自分自身の身体で動ける状態につなげていくための一つの方法だと考えています。
これからの行楽・運動シーズンだからこそ
これから少しずつ涼しくなってくると、
散歩を始めたり、
旅行へ出かけたり、
スポーツをしたり、
山へ行ったりと、
身体を動かす機会も増えてきます。
普段は気にならなくても、歩く距離が増えたときに、
「なんとなく足元が不安定だな」
「また足首を捻りそうで怖いな」
と感じる方もいるかもしれません。
そんなとき、
「自分のあし元、大丈夫かな?」
と一度考えてみてください。
そして、
「なぜ自分は足をぐねりやすいんだろう?」
と身体全体に目を向けてみる。
“足ぐねり用”インソールも、そんな方がより安心して立ち、歩き、動いていくために作った選択肢の一つです。
あしから先生より
同じ「足首を捻りやすい」という悩みでも、同じ身体ではありません。
だから僕は、
「足ぐねり=このインソール」
と単純には考えません。
足も、姿勢も、関節も、歩行も、動きも診る。
その人の身体で何が起きているのかを考えたうえで、その人に合った方法を一緒に探していく。
その選択肢の一つとして、“足ぐねり用”セレクトインソールを作っています。
いつまでも、自分の足で立ち、歩き、動くために。
あし元から、その身体を支えていければと思っています。
