2026/09/04 17:08

「インソールって、どれを選べばいいの?」

「オーダーメイドじゃないとダメ?」

「種類が多くて、自分に合うものが分からない」

インソールを探していると、こんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

僕自身、いくつかの種類のインソールを作っています。

まず試してみるためのもの。

足の特徴から選ぶもの。

一人ひとりの身体に合わせて作るもの。

なぜ、一種類だけではないのか?

理由はシンプルです。

人によって、身体が違うから。


同じ悩みでも、同じ身体ではない

例えば、

「歩くと膝が気になる」

という二人がいたとします。

同じ「膝」という悩みでも、実際に身体を診てみると全然違うことがあります。

足の形。

関節の動き。

基本姿勢。

歩き方。

重心バランス。

履いている靴。

仕事やスポーツ、生活環境。

過去のケガ。

一人ひとり違います。

だから僕は、

「この症状なら、このインソール!」

と症状だけで決めるのではなく、

「この人の身体には、今どんなサポートが必要なんだろう?」

と考えることを大切にしています。


高いインソールほど良い、とは考えていません

「身体に合わせるなら、最初からオーダーメイドが一番いいのでは?」

と思うかもしれません。

でも僕は、

「高いもの=その人にとって今一番必要なもの」

とは考えていません。

身体の状態や目的によっては、まず既製品のインソールを使ってみることも一つの選択肢です。

実際、オーダーインソールを考える場合でも、その前に既製品のインソールを使うことで身体の状態が変化してくることがあります。

身体が変われば、必要なサポートも変わる可能性があります。

だから、

最初からゴールを決めるのではなく、一歩ずつ。

そんな考え方から、いくつかの選択肢を作っています。


STEP1 まず「試す」

「インソールを使ったことがない」

「自分がどのタイプなのか分からない」

「まずはインソールを試してみたい」

そんな方の入り口として作っているのが、

「はじめてインソール」

です。

いきなり細かなタイプ分けをするのではなく、

まず靴の中にインソールを入れて、立ったり歩いたりしてみる。

そして、

自分の“あし元”に少し興味を持ってみる。

僕は、そこも大切なスタートだと考えています。


STEP2 足の特徴から「選ぶ」

自分の足の特徴が分かってきたら、もう少し目的に合わせて選ぶ方法があります。

そのために作っているのが、

セレクトインソール

です。

現在は、

偏平足用

足ぐねり用

O脚用

など、足や身体の特徴に合わせた選択肢を用意しています。

ただし、

「偏平足だから絶対にこれ」

「O脚だから絶対にこれ」

という意味ではありません。

人の身体には、はっきり線を引けない部分があります。

偏平足の特徴もありながら、足をぐねりやすい人もいる。

O脚傾向がありながら、別の足の特徴を持っている人もいる。

身体は、いろいろな特徴がグラデーションのようにつながっています。

だからこそ、自分の足や身体を知ったうえで選ぶことが大切です。


STEP3 もっと細かく身体に「合わせる」

既製品では対応しにくい場合や、もっと細かな調整が必要な場合には、

オーダーインソール

という選択肢があります。

一人ひとりの足だけを見るのではなく、

姿勢。

歩き方。

関節の状態。

重心バランス。

靴。

生活や目的。

そうした情報も含めながら、その人に必要な形を考えていきます。

つまり僕の中では、

試す → 選ぶ → 合わせる

という選択肢があります。

どれが上で、どれが下という話ではありません。

大切なのは、

「今の自分には何が必要なのか?」

です。


インソールは、支えれば支えるほど良い?

もう一つ、僕がインソールを作るうえで大切にしていることがあります。

それが、

「支え過ぎない」

ということ。

もちろん、身体の状態や目的によって必要な支持は変わります。

必要なところには、必要な支持をする。

でも、僕たちの身体には筋肉や靭帯などがあり、自分自身の身体を支える仕組みもあります。

インソールが身体の働きをすべて肩代わりすることはできません。

だから、

必要なところを、必要なだけ支える。

そして、

自分自身の身体にも働いてもらう。

そのバランスを大切にしています。


インソールを「買うこと」がゴールではない

僕にとって、インソールを販売すること自体がゴールではありません。

インソールを使う。

自分の足を知る。

靴を見直す。

必要ならケアをする。

身体を動かす。

トレーニングする。

そして、

立つ。歩く。動く。

インソールは、そのために使う一つの道具です。

だから僕は、インソールを単に身体を支えるものではなく、

身体の「再教育ツール」

として考えています。


どのインソールを選べばいい?

最後に、迷ったときの考え方をシンプルにまとめます。

「まずインソールを試してみたい」
「自分がどのタイプか分からない」

はじめてインソール

「自分の足の特徴に合わせて選びたい」
「偏平足・足ぐねり・O脚などが気になる」

セレクトインソール

「もっと細かく、自分の身体に合わせたい」

オーダーインソール

ただし、これはあくまで入り口となる考え方です。

迷ったときには、

「何を買えばいい?」

だけではなく、

「今の自分の身体はどうなっている?」

から考えてみてください。


あしから先生より

インソールが一種類だけではないのは、たくさん商品を作りたいからではありません。

人の身体が、一人ひとり違うから。

まず試す。

自分の身体を知る。

自分に合うものを選ぶ。

必要なら、もっと細かく合わせる。

そして身体が変わってきたら、また見直していく。

一歩ずつ、自分らしく。

インソールと一緒に、自分の身体を知るところから始めてもらえたらと思っています👣

インソールはゴールではなく、あなたのこれからの一歩を支えるための選択肢です。