2026/09/09 13:26

鏡を見たときや写真を撮ったときに、

「右肩が下がっている」
「骨盤の高さが左右で違う」
「片方の足だけ外を向いている」

と感じたことはありませんか?

こうした身体の左右差は、肩や骨盤など、目立つ部分だけの問題とは限りません。

足元の状態や関節の動き、筋肉の使い方、重心、歩き方などがつながり合った結果として、身体の表面に現れている可能性があります。

今回は、身体の左右差をどのように捉えるのか、義肢装具士の視点からお伝えします。


左右差があると、身体に偏りが生まれる

身体に左右差があると、左右へ同じように体重をかけることが難しくなります。

例えば、片方の足へ体重をかける癖が続けば、その側の足や膝、股関節、筋肉などへ負担が集まりやすくなります。

反対側は体重を受ける機会が少なくなり、左右で身体の使い方がさらに変わっていくことも考えられます。

最初は小さな違いでも、その状態で立つ・歩く・動くことを繰り返せば、身体全体の偏りにつながる可能性があります。

僕は、このような身体の左右差は良くないものだと考えています。


見た目だけを左右対称にすればよいわけではない

左右差は良くないからといって、肩の高さや骨盤の位置など、見えている部分だけをそろえれば解決するわけではありません。

大切なのは、

なぜ、その左右差が生まれたのか。

を考えることです。

足の状態が変化したことで、姿勢に左右差が現れたのか。

姿勢や身体の使い方が変わったことで、足に左右差が生まれたのか。

過去のケガをかばった結果なのか。

仕事や家事、スポーツなど、日常生活で繰り返している動作が関係しているのか。

原因は一つとは限りません。

身体は、足・関節・筋肉や靭帯・姿勢・重心・歩き方などが、グラデーションのようにつながっています。

見えている左右差だけでなく、身体全体で何が起きているのかを見る必要があります。


足元の左右差が、全身へつながることもある

足は、立っている間、身体と地面が接している場所です。

片方の足だけ内側へ倒れやすい。

片方の足だけ外を向いている。

左右で足裏への体重のかかり方が違う。

このような足元の左右差があれば、その上に積み重なる膝、股関節、骨盤、背骨などにも影響がつながっていく可能性があります。

もちろん、足だけを見ればすべて分かるわけではありません。

足元が原因となっている場合もあれば、身体の上の方で起きている変化が、足元へ現れている場合もあります。

卵が先か、鶏が先か。

一方向から決めつけず、両方から考えることが大切です。


インソールを入れれば左右差がなくなる?

身体に左右差があるからといって、インソールを入れるだけですべてが解決するわけではありません。

インソールは、必要なところを必要なだけ支えながら、立ち方や歩き方を見直すきっかけをつくるものです。

僕はインソールを、身体の使い方を少しずつ整えていくための「再教育ツール」として考えています。

左右差の状態によって、必要な支え方も変わります。

偏平足用、足ぐねり用、O脚用など、名称だけを見て決めるのではなく、足元と身体全体の状態を確認して選ぶことが重要です。

もし、迷った場合は、一度、メッセージを下さい!


「どこが違う?」だけでなく「なぜ違う?」を見る

身体の左右差を見つけたときに大切なのは、左右で違う場所だけを整えようとすることではありません。

なぜ左右差が生まれたのか。

どこから始まり、身体全体へどうつながっているのか。

その状態で立ち、歩き、動くことで、どこへ負担が集まっているのか。

そこまで考えることで、必要な対応が見えてきます。

肩だけ。

骨盤だけ。

膝だけ。

足だけ。

一部分で身体を判断せず、一人のヒトとして全体を見る。

義肢装具士として、僕が大切にしている身体の見方です。


自分に合うインソールが分からない方へ

Kyykx.s Productでは、足や身体の特徴に合わせて選べるセレクトインソールをご用意しています。

現在の種類は、

・偏平足用
・足ぐねり用
・O脚用

の3タイプです。

左右差があるからといって、見た目だけで商品を決めることはおすすめしていません。

「自分はどのタイプだろう?」
「左右で足の状態が違う気がする」
「どれを選べばよいか分からない」

という方は、ご購入前にお気軽にご相談ください。

足元から身体全体を見ながら、今の状態に必要なものを一緒に探していきましょう。


<<イベント情報>>

2026/09/10 13:00〜15:00
「あしからチェック会」
場所:東手城ココフル薬局

2026/09/13 10:00〜14:00
「SOUSHINKAI FESTIVAL」
場所:創心會福山地域リハビリケアセンター

2026/09/24 13:00〜15:00
「あしからミニ講座&チェック会」
場所:東手城ココフル薬局
※13:15〜「行楽シーズンで気を付けたい“あしから”のお話」

2026/09/27 10:00〜16:00
「オノフェスマルシェ」
場所:尾道駅前 東御所緑地

2026/10/02 14:00〜
熊本地震チャリティ講座
「あしから先生の教える!これからの子どもの靴選び」

詳しくはこちら
https://www.reservestock.jp/shared_projects/articles/21900

※画像はイメージです。