2026/09/15 19:07
「インソールを入れているのに、足が疲れる」
「土踏まずを強く押されて、長く履いていられなかった」
「どれを選べばよいのか分からない」
そんな経験はありませんか?
インソールは、足裏全体を覆い、土踏まずを高く支えればよいとは限りません。
大切なのは、今の足と身体にとって必要な場所を見極め、必要なところを必要なだけ支えること。
そして、足指や身体が自分自身で働く余地を残すことです。
その考えから生まれたのが、Kyykx.s Product(キークスプロダクト)のセレクトインソールです。
「短いですね」と言われるインソール
Kyykx.s Productのインソールを初めて見た方から、
「一般的なインソールより短いですね」
と言われることがあります。
一般的な中敷きのように、かかとからつま先まで足裏全体を覆う形ではありません。
支える範囲は、かかとから足指の付け根付近まで。
確かに、見た目は短いと思います。
しかし、材料や機能を減らすために短くしたわけではありません。
足指が動く余地を残すため。
身体が自分自身で働く余地を残すため。
短くしたのではなく、残したかったものがあるのです。
10年以上前から考えてきたこと
僕は義肢装具士として、これまで多くの方の足や身体と向き合ってきました。
立っていると足や膝がつらくなる方。
歩くと片方へ体重が偏る方。
足をぐねりやすい方。
左右で足の向きや歩き方が違う方。
身体の状態も、困っている場面も、一人ひとり異なります。
その人に必要な形を考え、実際に作ることが義肢装具士の仕事です。
働き始めた頃から、僕の頭の中には問いがありました。
「どこまで支えることが、この人のためになるのか」
「支え過ぎることで、身体が本来行う動きを奪っていないか」
「自分が身体を診て感じたことを、もっと細かく形にできないか」
その答えを探しながら、仕事が終わったあとも夜な夜な設計を続けました。
作って、確かめる。
違うと感じたら修正する。
もう一度作り、また身体の動きを確認する。
10年以上にわたる試作と試考と修正の中から、現在の形が生まれました。
足指に、次の一歩へ向けて働いてもらう
足は、硬い一枚の板ではありません。
立って体重を受け止めるとき。
身体の重心が前へ移動するとき。
かかとが上がり、次の一歩へ進むとき。
足の骨や関節は動き、足の形も変化します。
特に歩行の後半では、足指の付け根にあるMP関節が曲がり、足指が次の一歩へ向けて働きます。
だから、すべてを同じように覆うのではなく、支えが必要な部分へ働きかけながら、足指の付け根より先には動ける余地を残したい。
Kyykx.s Productのインソールが、かかとから足指の付け根付近までなのは、そのためです。
短い形は、不足ではありません。
「ここから先は、あなたの足にも働いてほしい」
という、僕から身体へのメッセージです。
インソールに身体を任せきりにしない
身体には、自分自身を支える仕組みがあります。
骨が積み重なり、その骨と骨の接続として関節があります。
筋肉や靭帯などが引き寄せ合いながら、身体を支え、形作っています。
インソールは、その働きを足元から手助けする道具です。
必要なところへ働きかけ、立ち方や重心、歩くときの身体の使い方を見直すきっかけをつくる。
僕はインソールを、身体が自分自身で立ち、歩き、動くための「再教育ツール」として考えています。
身体の動きをすべて道具へ任せるのではありません。
支えが必要なところには、必要な支えを加える。
動いてほしいところには、動ける余地を残す。
それが、Kyykx.s Productのものづくりで大切にしている、
「必要なところに、必要なモノだけ」
という考えです。
短いだけでは、履きやすいインソールにならない
インソールを足指の付け根付近までの長さにすると、先端に段差が生まれる可能性があります。
その段差が足裏へ強く当たれば、歩くたびに違和感につながります。
そこで、先端へ向かって薄くなるように設計し、靴の中で大きな段差を感じにくい形を考えました。ただし、必要な部分には、段差を残しています。
どこまでの長さにするか。
どの位置から薄くするか。
どこに硬さを持たせるか。
どこをしならせるか。
外からは分かりにくい部分にも、一つひとつ役割があります。
単に短く切ったインソールではありません。
身体を診てきた義肢装具士としての経験と、実際に手を動かしてきた職人としての経験を、小さな一足へ込めています。
3Dプリンターは、僕の考えを形にする道具
Kyykx.s Productのインソールは、3Dプリンターを使って製作しています。
3Dプリンターを使う理由は、珍しい商品を作りたいからではありません。
足元のどこを支えるのか。
どのくらいの厚みにするのか。
どこに硬さを持たせるのか。
どこにしなりをつくるのか。
頭の中にある細かな考えを立体形状へ反映し、設計した形を繰り返し再現しやすくするためです。
3Dプリンターは、職人の経験を必要性をなくせる機械ではありません。
義肢装具士として積み重ねてきた知識と、職人として培ってきた感覚を、再現できる形として残すための技術です。
あなたの悩みに合わせて選べる3タイプ
現在、Kyykx.s Productでは、足や身体の特徴に合わせて選べる3種類のセレクトインソールをご用意しています。
名前や色が違うだけではありません。
それぞれの特徴に合わせて、支える位置や立体的な形を変えています。
偏平足用
こんな方にご覧いただきたいタイプです。
・土踏まずの低下が気になる
・足元が内側へ偏りやすい
・X脚が気になる
・立ったときに内側へ体重が集まりやすい
足元の必要な部分へ働きかけ、立つ・歩くときの身体の使い方を整えるきっかけをつくります。
足ぐねり用
こんな方にご覧いただきたいタイプです。
・歩いていると足をぐねりやすい
・足元の安定感が気になる
・足の扁平化とO脚が気になる\
足関節より近位を固定するものではありません。
足元へ必要な支えを加えることで、身体が安定して動くための環境を整えます。
O脚用
こんな方にご覧いただきたいタイプです。
・O脚が気になる
・身体の外側へ体重が偏りやすい
・靴底の外側ばかり減りやすい
足だけを見るのではなく、膝や重心、立ち方、歩き方まで考えたタイプです。
「商品名だけでは選べない」という方へ
「土踏まずが低いから、偏平足用?」
「足をぐねることもあるけれど、O脚も気になる」
「自分の歩き方に、どれが合うのか分からない」
そのように迷うのは、当然のことです。
足の見た目や商品名だけで、必要なインソールを決められない場合があります。
足のぐねり方。
膝の向き。
左右の足の違い。
立ったときの重心。
歩くときの身体の動き。
普段履いている靴。
いつ、どのような場面で困っているのか。
こうした要素によって、必要な支え方は変わるからです。
だからKyykx.s Productでは、選択に迷う方のために、「義肢装具士が選ぶインソール」もご用意しています。
お悩みや靴、困っている場面などを確認しながら、義肢装具士のあしから先生が適したタイプをお選びします。
「間違ったものを選びたくない」
「相談してから購入したい」
という方は、こちらをご利用ください。
インソールを入れるだけで終わらせない
僕が届けたいのは、ただ靴の中へ入れる一枚ではありません。
足元を見直すこと。
靴の履き方を見直すこと。
自分の立ち方や歩き方へ目を向けること。
そして、その人が長く自分の足で立ち、歩き、動き続けること。
仕事や家事、趣味、スポーツ。
これから挑戦したいことへ、自分の足で向かっていける身体を支えることです。
インソールだけですべてが変わるとは考えていません。
しかし、身体を変えていく最初のきっかけは、足元から作れるかもしれません。
短い形に込めた、長い物語
Kyykx.s Productのインソールは、かかとから足指の付け根付近まで。
短くしたのではありません。
足指が動く余地を残しました。
身体が自分自身で働く余地を残しました。
必要なところへ、必要な支えを届ける形にしました。
義肢装具士として身体を診てきた経験。
職人として手を動かしてきた経験。
仕事が終わったあとも、夜な夜な続けた設計。
10年以上にわたる試作と修正。
その積み重ねが、今、偏平足用・足ぐねり用・O脚用の3種類のインソールになっています。
足元の悩みを、仕方がないものとして終わらせないために。
これからも自分の足で立ち、歩き、やりたいことへ向かうために。
あなたの足と身体に必要な一足を、選んでみませんか?
どのタイプか分からない方は、僕が一緒に考えます。
まずは現在のお悩みをお聞かせください。
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<<イベント情報>>
2026/09/24 13:00〜15:00
「あしからミニ講座&チェック会」
場所:東手城ココフル薬局
※13:15〜「行楽シーズンで気を付けたい“あしから”のお話」
2026/09/27 10:00〜16:00
「オノフェスマルシェ」
場所:尾道駅前 東御所緑地
2026/10/02 14:00〜
熊本地震チャリティ講座
「あしから先生の教える!これからの子どもの靴選び」
詳しくはこちら
https://www.reservestock.jp/shared_projects/articles/21900
2026/10/08 13:00〜15:00
「あしからチェック会」
場所:東手城ココフル薬局
※画像はイメージです。

