2026/09/24 22:01
インソールを履いた瞬間、
「土踏まずがしっかり支えられている」
「足が固定されて安定する」
「効いている感じがする」
そんな感覚があると、良いインソールのように感じるかもしれません。
もちろん、履いたときの感覚も大切な情報の一つです。
ただ、Kyykx.s Productでは、
「支えられている感覚が強い=その人に合ったインソール」
とは考えていません。
僕がインソールを考えるときに見ているのは、その先です。
そのインソールを履いたことで、身体がどう動くのか。
義肢装具士として、そこを大切にしています。
土踏まずの隙間を埋めればいい?
例えば、土踏まずが低く見える人がいたとします。
その隙間に合わせて、支えの強いアーチサポートを作る。
一見すると、「足の形にピッタリ合ったインソール」に見えるかもしれません。
でも、人間の身体は足だけでできているわけではありません。
足の上には足首があり、膝があり、股関節があり、骨盤があり、体幹があります。
さらに、実際の生活では立っているだけでもありません。
歩く。
走る。
しゃがむ。
方向を変える。
仕事をする。
スポーツをする。
だから僕は、土踏まずの形だけを見て、
「ここに隙間があるから、ここを埋めよう」
とは考えません。
インソールによって足元が変化したとき、その上にある身体がどう動くのか。
そこまで含めて考える必要があると思っています。
必要なところを、必要なだけ支える
Kyykx.s Productのインソールで大切にしている考え方の一つが、
「支えすぎない」
ということです。
ただし、これは「柔らかい方がいい」「支えが弱い方がいい」という意味ではありません。
必要な支えは、その人によって違います。
しっかりとした支持が必要な人もいれば、わずかな変化で身体の動きが変わる人もいます。
だから、
強ければ良い。
弱ければ良い。
という単純な話ではありません。
支え方も人それぞれ違います。
その人の足元、姿勢、歩き方、身体の使い方、靴、生活、そして「何をしたいのか」まで見ながら、
必要なところを、必要なだけ支える。
これが、僕のインソール作りの基本です。
「履いた瞬間」だけで判断しない理由
インソールを試したとき、
「気持ちいい!」
「すごく支えられている!」
という第一印象は分かりやすいものです。
僕も、その感覚は確認します。
ただ、それだけで判断はしません。
立ってどうなのか。
歩いてどうなのか。
実際の生活で使ってどうなのか。
そして、時間が経ったときに身体がどう変化しているのか。
僕は、そこまで見ていきたいと考えています。
身体はずっと同じではありません。
生活や活動によっても変化しますし、インソールを使いながら身体の使い方が変わっていくこともあります。
だからKyykx.s Productでは、インソールを単に足の裏に入れる「モノ」としてではなく、
身体の使い方を再教育していくための道具の一つ
として考えています。
だから、症状の名前だけでも選びません
Kyykx.s Productには、
「偏平足用」
「足ぐねり用」
「O脚用」
といったセレクトインソールがあります。
商品名だけを見ると、
「偏平足なら偏平足用」
と思われるかもしれません。
でも実際には、同じように偏平足に見えても、身体の状態や歩き方は一人ひとり違います。
だから商品名だけで決めるのではなく、
「自分はどれを選べばいいの?」
と迷ったら、まず相談してもらいたいと思っています。
症状だけではなく、足元や身体全体を見ながら考える。
それもKyykx.s Productが大切にしていることです。
主役は、インソールではない
僕が作りたいのは、
「このインソール、すごいでしょう」
と言われるためのインソールではありません。
インソールを使うことで、その人が立つ。
歩く。
動く。
仕事をする。
スポーツをする。
行きたいところへ行く。
やりたいことを続ける。
そのためにインソールがあります。
だから、
主役はインソールではなく、その人の身体。
必要なところを、必要なだけ支える。
履いた瞬間だけではなく、その先の身体の変化を見る。
Kyykx.s Productでは、そんな考え方で一人ひとりの「あし元」と向き合っています。
「自分にはどんなインソールが合うんだろう?」
そう思ったときは、商品名だけで判断せず、お気軽にご相談ください。
あしから先生|佐藤佑樹
義肢装具士/Kyykx.s Product代表
「バラ色の人生は、“あし元”から。」
“あし元から”の可能性を、福山から全国へ。

