2022/03/28 06:50

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前回「足関節靭帯損傷(https://kyykxs.official.ec/blog/2022/03/27/071831)」についてお話をさせていただきました。
この靭帯損傷の様に気付いたときに、早く対処しておかないと大変なことになるのが「変形性膝関節症」です。
「変形性膝関節症」は、CMなどの影響で、60歳代からの疾患のようなイメージがあるかもしれませんが
増えてくるのは40歳代からです。
主に女性が多く、ホルモンバランスの影響が指摘されています。
また、使い過ぎによる負荷の増加もありますが、使わなすぎの筋肉の衰えも大きく影響します。
これは、膝の解剖学的な構造が関係しています。

まず、膝は下腿(すね)の2本の骨のうち、脛骨という骨の上に、大腿部(ふともも)の1本の骨の大腿骨がのっかて関節を作っています。
このままでは、乗っているだけで、はまり込んでいないため、とても不安定です。
この不安定な状態を安定させるのが、筋肉と靭帯、軟骨の一部です。
これら3つの要素のうち、自分でコントロールして鍛えることができるのは、筋肉だけになります。
このため、膝に違和感が出てきたら、大腿部の筋肉を鍛えましょうと言われるのです。

ただし、やみくもに鍛えればいいというわけではなく、まず、荷重をかけない方法で鍛えていく必要があります。
これは、イスなどに座って行う筋肉トレーニングで、膝を曲げた状態から伸ばしてまた曲げての繰り返しです。
このときポイントになってくるのがゆっくり行うこと、だいたい、10数えながら伸ばし、10数えながら曲げていくくらいの、
ゆっくりとしたスピードです。
これは、早くしてしまうと、大腿部の前の筋肉しかく耐えることができず、筋肉のバランスが崩れてしまうためです。
更に、床に足を延ばして座り、膝の裏の部分にタオルを丸めて入れ、これを押すようにして鍛える方法もあります。
このときのポイントとして、タオルは膝が少し曲がるくらいの太さにする、押すときに踵を上げない様にする、のがポイントです。
次に寝て行う方法として、膝を伸ばし、足部が床に着くか着かないかのところでキープする方法です。
これは仰向けでもうつ伏せでも両方行うことによって、大腿部の前と後ろ両方の筋肉を鍛え、バランスを崩さない様にします。
更に、この状態から、ゆっくり股関節を曲げて下枝をゆっくり上げて、ゆっくりおろす、という方法もあります。
このときのポイントとして、下枝を上げ過ぎない、というものがあります。
仰向けでは45度くらいまで、うつ伏せでは10度くらいまでで行います。

これらの方法を筋肉痛が出るくらいまで行う必要があります。

ですが、いきなりこんなことを言われても、そこまでできる人はほとんど見たことがありません。
相当意思の強い方でないと、難しいと思います。
そして、時間を結構食います。
子育てしながら、仕事もして、家事もして、そこまで時間の取れる方は限られてくると思います。

そんなあなたにお勧めしているのが、いつもより多く動くこと、
具体的に言うと「早歩きで1000歩多く歩く」です。
この早歩き1000歩、だいたい10分くらいです。
しかも、連続して一気に歩かなくてもいいので、目安として動く量を増やしてみて下さい。
これが習慣化したらこっちのものです。

よく、筋肉が衰えてなるんですよという話をすると、鍛えようとやりすぎる方がいます。
そうすると、今度は使いすぎて痛めてしまうことがおきます。
直ぐに改善したいのは分かりますが、やり過ぎて痛めてしまっては、意味がありません。
継続することを意識して、少しずつ負荷量を増やしていきましょう。
イメージとしては「1日1%」、ほんとにちょっとでいいので、増やしていきましょう。

それでも無理かも、と思われる方は、手助けの方法として、
『MAILインソール:メールであなたと作るインソール』を試してみて下さい。
症状を聞いてそれに対して、オーダーメイドインソールにカスタムを加えることによって、体に再学習を促します。
よろしければお試しください。

それでは本日はここまで、
読んでいただきありがとうございました。

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