2022/04/03 05:29
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前回「マイクロプラスチック(https://kyykxs.official.ec/blog/2022/04/02/080103)」のお話をさせていただきました。
人類が便利になろうと作り出したもので、人類に不便が生じる可能性がある、何とも言い難い世の中になってまいりました。
さて、プラスチックの様に人類の進化の過程で出来上がったものがあります。
それは「足部のアーチ」です。
この「足部のアーチ」は人類にしか見られない特別なものです。
では、なぜ人類にしかないのか?
それは、人類が二足歩行をするからで、人類を進化させるのにとても意味を持ったものでした。
この二足歩行ができるようになったおかげで、両手が自由に使えるようになり、脳が進化して、今の便利な世の中ができました。
そして、両手が使えるという状況は、足部への負担を増やすということと、表裏一体になっていました。
このとき、人類が進化させて手に入れたのが「足部のアーチ」でした。
この足部のアーチがあることによって足部を強くし、クッション性を持たせ、推進力を手に入れました。
では、それぞれ見ていきましょう。
まず「足部を強くした」というのは、眼鏡橋などのアーチ橋を思い浮かべてもらうといいのですが、上からの力に対して、抵抗力を持っています。
この構造が、足部のアーチにもあり、足部に荷重が乗った場合でも、しっかり支えることができます。
次に「クッション性」ですが、足部のアーチには足の裏側に足底腱膜という腱があり、これが踵骨から足趾まで繋がっています。
このことにより、アーチに過度の負荷が加わった場合、アーチがつぶれることによって力を逃がし、負荷を和らげることができます。
また、アーチを形作る筋肉が下腿部にも様々あり、これらもクッション性を上げるのに一役買っています。
最後に「推進力」ですが、アーチによって足部に強度があるおかげで、歩いたときなどに前から後ろにスムーズに荷重を流せるのと同時に、
クッション性に使われる腱が、伸びた状態から元に戻るときに地面を蹴ることができます。
また、足部に強度があるおかげで、下腿部や大腿部の筋肉の推進力もスムーズに使うことができます。
これらのことは、人類が誕生して500万年の間に、徐々に進化してきたものです。
そして、その500万年の最後の1万年で人類は農業を行うようになり、移動することを大きく減らしました。
更に、今から250年ほど前、産業革命により工業が起こり、機械化が進み、ますます歩くことを減らしました。
そして現在、ますます機械化が進み、効率化することによって、無理やり歩かないと、ほとんど歩かない世の中になってしまいました。
このことは、便利になった反面、人の体が世の中についていけず、様々な弊害が出てきています。
それは、偏平足や外反母趾に代表されるような「足部のアーチ」が崩れることによって、引き起こされてているものもあります。
現代社会では、以前の様な生活をすることは、相当な覚悟がないとできないと思います。
それではどうしたらいいのか?
それは進化で手に入れたものを使うことです。
様々な器具を使い、筋肉を鍛えなおすのもいいと思います。
プロテインなどで効率的に体を作り上げるのもいいと思います。
そんな様々な方法の中に、インソールという手を入れてみてもいいかもしれません。
生活の一部として、あなたを見えないところから支えてくれる、良きパートナーにしてみてはいかがでしょうか?
それでは本日はここまで、
読んでいただきありがとうございました。
次回、姿勢のお話ししようと思います。
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