2022/04/17 08:02

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前回「アキレス腱断裂(https://kyykxs.official.ec/blog/2022/04/16/065649」のお話をさせていただきました。
運動会などで、普段あまり動いていない人が、急に動くことによって、筋肉のコントロールがうまくいかず、
硬くもろくなったアキレス腱に過度の負荷がかかり、断裂するものです。
これを予防するには、普段から少しでも運動し、筋肉のコントロールをできるようになっておくことと
アキレス腱が硬くなるのを防ぐために、ほぐしておくことが大事です。
運動会まではもう少し時間があるので、今から少しずつ動いていきましょう。
その時にインソールを入れることによって、体への負荷を軽減しながら、体をほぐしていくことをオススメします。

さて、本日は昨日少し触れた、足底腱膜の踵骨側の付着部に炎症が起きる、足底腱膜炎についてお話していきます。
足底腱膜とは、足の裏にある膜状になった腱で、踵骨から足趾につながっているものです。
この足底腱膜は足部の縦アーチの構造を保つのに一役買っており、
荷重をかけない状態で足趾を上に反らせると、縦アーチが持ち上げることから、そのことがよく分かります。
この様に縦アーチを作る一部になっているため、過度に縦アーチがつぶされるような負荷が繰り返しかかった場合、
踵骨側の付着部に炎症が起きたり、進行すると骨棘と呼ばれるトゲが出来たりします。
特徴的な症状として、歩き始めの激しい痛みが踵の中心に出ます。
また、慢性化して骨棘が形成されてしまった場合、歩くたびに激痛が恥じることがあります。
こうなってしまうと、骨棘を手術でとるか、骨棘の部分に荷重がかからない様にするかしかなくなってしまいます。
そうなる前に、対策をすることが重要です。

この足底腱膜炎になる人は、足底腱膜に過度に負荷のかかることをしているか、足底腱膜付着部に負荷をかけているかのどちらかです。
足底腱膜に負荷をかけている人では、例えば、オーバーユースであったり、筋力不足で縦アーチを支えられていなかったり、
偏平足や逆にハイアーチでアーチのつぶれ幅が大きかったり、といったことがあります。
付着部への負荷が大きい人では、例えば、ソールの硬い靴を履いていたり、硬い地面や床の上での活動が多かったり、
加齢による踵の脂肪組織の減少、体重の増加、長時間の立ち仕事、などがあります。
これらに対して、活動量の調整や筋肉の強化、足部のアライメントの調整、
クッション性のある靴を履く、体重のコントロールといったことをしていきます。
このとき、インソールを入れることによって、より足底腱膜への負荷を減らすことができます。
また、骨棘までできてしまった場合に、骨棘部分への免荷を行ったインソールの使用をおススメします。
なぜならば、手術で足底部に傷跡が残ると、その部分が硬くなり、そのことが痛みの原因になったりするからです。
これは、イボなどにも言えることで、足底部にできたものは、なるべく切ったりせずに、治療をしたいそうです。

また、踵の真ん中ではなく、内側に骨棘ができるものもあり、その場合も骨棘部分を免荷し、
縦アーチをささえて、骨棘への負荷を減らしていきます。
このように、痛みの出ている部分の免荷と、足部のアライメントの調整が基本となります。

もし、骨棘が出来てしまった場合、削って取ってしまわなければ、なくなることはないため、
オーバーユースや足部のアライメント異常に気を付けていくことが必要です。
オーバーユースは自分でコントロールできますが、足部のアライメント異常は、なかなか自分でどうにかできるものではないため、
インソールを入れてコントロールしてあげることを、強くオススメします。

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既製品のインソールで満足しきれなくなった方など、ワンランク上のインソールをお求めの方にオススメしております。
もし、「あともう少し何かをすれば変えられるのでは?」と迷っているなら、インソールを変えてみませんか?
気付いたときが、一番早い時です。
そして、そこで動ける人が何かを変えていける人なのかもしれません。

それでは本日はここまで、
読んでいただきありがとうございました。

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