2022/04/22 06:22

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前回「インソールのお手入れ(https://kyykxs.official.ec/blog/2022/04/21/054814」のお話をさせていただきました。
靴の中はかなり蒸れて汚れやすく、においも出ます。
定期的にお手入れをしてあげて下さい。
時々、靴の中に風を通してあげ、乾燥することによって靴の痛みを防ぎ、寿命を延ばすことができます。
また、インソールも、定期的に作り変えることをオススメします。
どんなインソールでも、長年使っているとつぶれてしまい、効果が減ってしまいます。
そうなると、せっかくインソールを入れていても、思ったようなパフォーマンスを発揮できなくなるため、
定期的にメンテナンスと、作り変えをしてあげて下さい。

そんな、靴やインソール、どうして近代まで日本で発達してこなかったと思いますか?
ヨーロッパにはドイツに代表されるように、靴の工房がいくつもあり、インソールも子どもの時から入れ、足を作る文化があります。
また、日本と違い、基本的に家の中でも靴を履く文化があります。
この家の中でも靴を履く文化は、日本と大きく違い、これが近代まで日本で靴が発達しなかった理由、
のような気がしますが、もう一歩深く見ていくと、
ヨーロッパの街並みと、日本の時代劇などの街並み、大きく違うところがあります。

それは地面です。

ヨーロッパでは、市街地の地面は基本的に石畳です。
それに対し、日本の地面は基本的に土です。
この違いは、地面の硬さに現れ、石畳の方が土より断然硬いです。
このことがヨーロッパで靴が発達した要因になっているそうです。

なぜかというと、硬い地面をクッション性の低い、日本のワラジの様なもので歩くと、
地面からの衝撃が強く、足を痛めるだけでなく、腰などの体幹にまで影響を及ぼします。
また、今の靴の様にスポンジ材がなかった時代、靴底は木や革で出来ていたため、
衝撃を吸収する能力が低く、足部の構造で衝撃吸収力を補ってやる必要があります。
これらのことにより、靴やインソールが発達してきました。

それに対し、日本の地面は基本的に土、また雨も多く、少しでも乾燥させることを優先し、ワラジやゲタなどが発達しました。
明治以降、西洋の靴が日本にも少しずつ浸透し、履かれるようになりましたが、
西洋とは違い、家の中に入るときは靴を脱ぐという文化があるため、脱ぎ履きのしやすい靴が発達しました。

しかし、靴本来の機能は、脱ぐことを前提として進化してきていないため、
家の中では靴を脱ぐという文化を前提とした日本では、靴の履き方が原因の一部である足部の異常が、
クローズアップされることが多いのかもしれません。

こう聞くと、文化圏の違う日本では、足部の異常はあきらめないといけないの?と思われるかもしれませんが、
靴には重要なインソールというものが入っているので、それを上手に活用していくことが必要になります。
また、靴の履き方、選び方をしっかり行うことも重要です。
最近では、ファスナーのついたものや、Boaシステムというワイヤーを巻いて履く靴もあるため、
靴も少しずつ、日本の文化に沿った進化もしてきていることを感じます。
少しでも、足のことを考えるのであれば、このような靴を選択するのもいいかもしれません。

今回は、靴の進化、文化の違いについて見てきましたが、いかがだったでしょうか?
3dCHではメールでオーダーメイドできるMAILインソールを販売しています。
少しでも足のことをいたわってみようと思われたなら、症状や使用用途に合わせて、
カスタムすることができるので、お申し付けください。

それでは本日はここまで、
読んでいただきありがとうございました。

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