2022/04/30 18:04
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前回「オスグッド・シュラッター病(https://kyykxs.official.ec/blog/2022/04/29/071412)」のお話をさせていただきました。
主に成長期に起きる疾患で、膝下5cmくらいのところが痛くなる疾患です。
この疾患は、成長しきっていない脛骨の膝蓋腱付着部に、筋肉からの負荷が加わり続けることによって炎症が起き、最悪の場合、剥離骨折を起こします。
これを防ぐには、体の成長を待つか、負荷量の調整が必要になります。
この調整方法は、膝サポーターを使ったり、テーピングを使ったりします。
そして、間接的に衝撃を押さえる、靴やインソールもオススメです。
本日はオスグッド・シュラッター病と同じように、膝周辺に痛みの出る「ジャンパーズニー」についてみていこうと思います。
ジャンパーズニーは膝のお皿のすぐ下の部分が痛くなる疾患で、
ジャンパーズと呼ばれるくらい、ジャンプを多くするスポーツをしている中学生、高校生に多いです。
オスグッド・シュラッター病との違いは、膝蓋腱の付着部の脛骨側が痛くなるか、膝蓋骨側が痛くなるかの違いです。
オスグッド・シュラッター病では脛骨側に炎症が起き、ジャンパーズニーでは膝蓋骨側に炎症が起きます。
そのため、ジャンパーズニーの膝サポーターには膝蓋腱を押さえるバーがありません。
もしここを押さえてしまうと、膝蓋腱にテンションがかかり過ぎてしまうため、
炎症の起きている場所によく注意して膝サポーターを選ぶようにしましょう。
また、基本的にはオーバーユースと大腿部の筋肉の柔軟性の低下があるので、
スポーツを始める前のストレッチと、スポーツ後のクールダウンのストレッチを行い、筋肉が硬くなることを防いでいきましょう。
また、このときのストレッチは大腿部だけでなく、下枝全体、体幹、上肢と、すべての部分のストレッチを行うようにしてください。
昨今、話題になっている筋膜というものが筋肉同士をつなげており、一部をストレッチしても、他のところが硬いと影響を受け、
うまく機能しないことがあるので、体全体のストレッチを行うようにしましょう。
また、衝撃の入ってくる一番のポイントである、地面とのコンタクト部分に、衝撃吸収のためのクッション性のある靴や、
生理的衝撃吸収機能である、足部のアーチをサポートしてやるようなインソールを入れるのもオススメです。
地面からの衝撃は、思っている以上に大きく、飛び上がるときは自分の体重だけ押し上げればいいですが、
着地の場合は、自分の体重の2~3倍にもなる衝撃をさせないといけません。
もし体重が60㎏の人の場合、着地時には180㎏になる場合もあるよ言うことです。
この重さは、ざっと中型バイクとと同じくらいの重さとなり、それが足部にすべてかかってくると思うとゾッとしませんか?
これを支えるために、足部だけでなく、下腿や大腿の筋肉をうまく使って衝撃を吸収しているわけですが、
ジャンパーズニーなどでその一部がうまく機能しないと・・・ちょっと恐ろしいですよね・・・
更に、そこに偏平足などで足部の機能が使えていないと・・・体にかかる衝撃の大きさが想像できると思います。
そこで、初めから足部の機能を最大限に高めておき、衝撃を吸収することで、膝や体幹へのインパクトをへらし、ケガを予防する、
これがジャンパーズニーやオスグッド・シュラッター病などの、オーバーユースでのケガ予防の最短距離ではないでしょうか?
3dCHではメールでオーダーメイドできるMAILインソールを販売しています。
部活などで、本格的に競技を始める時期はもう少し先かもしれませんが、
体力作りのためのランニングはすぐにでも始まります。むしろもう始まっているかもしれません。
そして、オーバーユースになりケガの出てくる時期です。
ケガをする前に自分の足に合ったインソールを作ってみませんか?
症状や使用用途に合わせて、カスタムすることができるインソールですので、少しでも、あなたの問題を解消できるかもしれません。
それでは本日はここまで、
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←220501_休日と普段の生活にインソールを取り入れてほし(https://kyykxs.official.ec/blog/2022/05/01/123103)