2022/07/05 07:13
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梅雨があったのかなかったのか、気が付いたら梅雨明けして、水不足を心配していましたが、
台風が来て何とか水不足は解消されそうですが、一気に高温多湿の日本の夏を実感できそうな季節になってきました。
そうなると履くことが多くなる、サンダルや草履、日本の気候・文化にあったとてもいい履物だと思います。
しかし、近年では夏でもサンダルや草履、ましてや下駄などはまったく履かず、
ちょっと通気性のいい靴を常に履いている、という人が増えていると思います。
これは、日本文化離れが進んだから、着物を着ることが無くなったから、というだけでなく、
道路事情が影響しているのではないかと、私は思っています。
もともと、日本の道は、基本的には土でした。
これは、日本の石は、西洋と比べて手に入れにくく、加工が難しいというものが影響しているのではないかと思います。
これは、西洋の様な大陸では、比較的均一な石が取れるのに対し、日本では火山性の石が多く、産地により、様々な石が取れ、
硬さや脆さ、耐久性などが様々で、加工しやすい石は貴重なため、お城の石垣などに利用されてきました。
そのため、道に敷設されることがなく、地面が石と比べて柔らかい土になってしまいました。
このことによって、草履や下駄でも地面からの衝撃を受けすぎることがなく、
明治の時代になり西洋から靴が入るまで、日本には靴が一般的ではなかったのだと思います。
その後、世界大戦を経て高度成長に至る過程で、石油化学や発達し、アスファルトが大量に道路に敷設されることによって、地面が硬くなっていきました。
こうなると、草履や下駄では地面からの衝撃が強すぎて、体に負荷が大きくなるため、だんだんと履かれることが少なくなり、
靴を常に履くような文化に、変化していったのだと思います。
靴は石敷きの道路の西洋で発達してきたため、地面からの衝撃をうまく吸収できるようになっています。
それは、ソール部分のクッション材もそうですが、インソールによる足部のアライメント調整もその一つです。
これは、足部が本来持っている衝撃吸収性を最大限に発揮するために設計されているもので、
基本的にはその人それぞれに合わせて作られたものの方が、より機能を発揮できます。
現代の日本では、硬い地面が増えたので、少しでも地面からの衝撃を和らげることを意識して、靴選びや、インソール選びをしてみると、
体に対する負担が減って、疲れがたまりにくくなるかもしれません。
それでは本日はここまで。
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