2022/07/17 21:46
本日も、ご訪問いただきありがとうございます。
初めての方は『初めまして』これからよろしくお願いします。
梅雨が明けたのに、また梅雨の様な状態に逆戻りして、暑さと湿気でやられそうなので、
真反対の、この仕事を始めて2年目と3年目の真冬のお話でもしてみようと思います。
あなたは今まで、連続で何キロくらい歩いたことがありますか?
たまにニュースなどで学生が100キロを歩いて絆を確かめ合った、なんてものがありますが、
私の住んでる街では、真冬の夜通し50キロの道のりを、海抜0メートルくらいから400メートルくらいまで
ただひたすら歩くイベントがあります。
このイベントは一月最後の週末に行われるもので、ひどい時には途中から雪が吹雪くこともあるような時期です。
そんな中をただひたすら、真夜中の道路を黙々と歩く、傍から見たらただの苦行にしか見えないこのイベントですが、
このイベントはもともと、ある学生が自分の限界を見たくて挑戦したものでした。
それが今では大きなイベントとして、人数制限がかかるほどのイベントになっています。
このイベントに、28歳と29歳の時に参加したました。
なんでこのイベントに2回も参加したか、それは、一回目にリタイアしたから。
この一回目のリタイア、自分の勘違いによるものでした。
その勘違いとは、靴の選択です。
長距離・長時間歩くのだから、同じように長距離長時間歩く、登山靴なら歩くことに特化しているし、
防水性もあり、雪が降っても滑りにくい靴底だから、万事OKだと思ったのです。
これが大きな勘違い、大きな間違いでした。
この登山靴、片足だけで1㎏ほどあり、とにかく重い、
そして、登山靴は不整地を歩くことに特化した靴のためソールが硬く、地面も土ではなくアスファルトの道路だったため、
地面からの衝撃を吸収しきれず、疲労がどんどんたまっていきました。
夜中、たくさんの人がヘッドライトを点けて列になって歩いていくのですが、
だんだんと隙間が空き、真っ暗の中、前の人が見えなくなり、前の人が見えたと持ったら、
その人までの距離に、まだまだあそこまで歩かないといけないのかと、絶望しながら少しずつ一歩ずつ、歩みを進めていきました。
そして、最大の難所であるダムの下から上に上がる急坂、その手前の駅で力尽きました。
駅の明かりが見えた時は、あそこまでは頑張ろうと思い歩いていましたが、
歩いてもいるいても、全然近づかない、というか歩くより休憩の方が多く、全然進まない、
やっとたどり着いたとき、何人かの人が休憩とリタイアで休んでいました。
この時、歩いた時間は夜7時から夜中の2時ごろまでの7時間ほど、
日帰りの登山でも、このくらいは歩くことがある時間ですが、
足が全く上がらなくなるほど、疲労困憊していました。
これが悔しくて、この難所を乗り切った後の豚汁が食べたくて、次の年の参加を駅のベンチに座りながら決意したのでした。
この一回目の参加のリタイアで、学んだことがあります。
1.登山靴は登山に特化したもの
やはり、整地された地面に対しては、ここまでの安定性は必要なく、場面に応じた靴を使うことが大事
2.地面の違いは大きい
地面が整地されているか、硬いか柔らかいか、この違いで靴に必要な機能は全然変わってくる
3.荷物は極力少なく、文明の利器を存分に使う
登山靴は重すぎて、無駄なエネルギーを使いすぎて疲労困憊に
そして、コンビニいくらでもあるんだから、非常時に使う分以外は買っちゃおう
このリタイアで学んだ大事なことでした。
そして、靴の大事さをここまで感じたことも初めてでした。
この時まで、靴はデザインがほぼメインで、登山靴も機能と格好をメインに選び、予算と睨めっこしながら靴を買っていました。
そのため、履き方とかサイズやフィッティングなど二の次でした。
この時まで、ここまで自分を追い込んだことがなく、教科書で勉強していたことを、初めて自分の体で実感した瞬間でした。
このことをきっかけに、靴のことを少しずつ勉強していき、次の年のリベンジにつながるのです。
それでは本日はここまで。
読んでいただきありがとうございました。
続きは次回。
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