2022/07/19 22:34
本日も、ご訪問いただきありがとうございます。
初めての方は『初めまして』これからよろしくお願いします。
昨日までの3連休、いかがでしたか?
私は、先週、先々週と忙しくて2キロ体重が減ってしまったので、
この3連休の間に3キロ戻してやろうと思って、頑張ったのですが、
土曜日は仕事で、3連休にならず、カレーの食べ過ぎと、タコ焼きパーティ、一足早い土用のウナギの油にやられて、
お腹を壊して、体重を戻すどころか、維持するのがやっとでした。
まぁもともと、そこまで痩せすぎてることはないので、ちょうどいいと言えばちょうどいいのですが、
お腹を壊したのは、つらかったです。
因みに今日もちょっと調子が悪いです。
この連休の食べ過ぎで、急に何かをするのはよくないということを、改めて学びました。
この「急に何かをする」というのは、ご飯の食べ過ぎに限らず、変形性膝関節症の患者さんにも言えることです。
変形性膝関節症とは、膝の関節軟骨がすり減って、関節面を痛めた状態です。
この軟骨を痛める原因は、基本的には加齢による経年劣化ですが、
膝関節の構造的な問題もあります。
それは、膝関節は下腿部の脛骨という骨の上に、大腿部の大腿骨という骨が乗っている状態になっています。
下腿部の脛骨は、関節面がほぼ平らに近い状態で、その上に、転がりやすい状態になった大腿骨が乗っている、という構造です。
これを、内側半月板と外側半月板いう繊維軟骨が、クッションのように関節面にあり、大腿骨がずれるのを防いでいます。
更に、様々な靭帯が関節内、関節外にあり、脛骨と大腿骨がずれない様にしています。
そして、膝関節周囲の筋肉も膝関節の安定性に寄与しています。
この膝関節周囲の筋肉が加齢に伴って、弱くなっていくために膝関節の安定性が悪くなっていく、一つの要因になっています。
そのため、膝関節周囲の筋肉を鍛えようと、スクワットやウォーキングを始める方がいます。
このことは、とてもいいことで、見習うべきことなのですが、
今まで、ほとんど運動をしてこなかった人が、急に運動量を増やしてしまうと、
不安定なままの膝関節に、下肢のアライメントが整わないまま、負荷を急にかけてしまうため、
関節を痛めてしまう事が起きてきます。
このようなことにならない様に、いきなり負荷量を上げるのではなく、
徐々にギアを一つずつ上げていくように、負荷量を増やしていく必要があります。
簡単な目安として、今までの運動量プラス10%、まずは増やして運動をしてみてください。
そして、筋肉痛や疲労感が次の日に残り過ぎるようなら、
少し運動量を減らしてみる、大丈夫そうなら、その運動量を続けてみる、
そして、この運動量が疲労感も辛さもなく行えるようになったら、
また、負荷量を増やしてみる、ということを繰り返してみて下さい。
厚生労働省では、一日の歩数の目安を、男性で9,200歩、女性で8,300歩を目標に歩くことを推奨しています。
これを目標にしていくのも、いいと思います。が、年齢や基礎疾患などでなかなか難しい場合もあると思いますので、
まずは、いつもより10%多く動くことを意識して、生活をしてみて、
自分のできる範囲で、運動量を上げていってみて下さい。
ただし、関節に痛みが出たり、ドクターストップのかかった場合は、
中止して、治療に専念してください。
更に、変形性膝関節症は、下肢のアライメントの崩れもあるので、
これをインソールなどで整えることも重要です。
この下肢アライメントの崩れは、人によって違うため、
それぞれの人にあったインソールを選ぶ必要があるので、注意してください。
もし、インソールについて気になれば、
お気軽にご相談ください。
それでは本日はここまで。
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