2022/07/20 22:51

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7月も下旬になり、夏休みに突入している小学生もいるのではないでしょうか?
私は、この夏休みと言えば、子ども会のソフトボールとミニバスケット、学校でのプール教室を思い出します。
朝、ミニバスケットに行って、お昼からプール教室、そして夕方からソフトボールと、
夏休みの宿題はいつやっていたのか、全く思い出せないくらいのハードスケジュールをこなし
ひと夏で体重が25キロから20キロまで、5キロも落ちた記憶があります。

改めてみると、昔から極端なことばっかりしてたんだなぁ、としみじみ思いますが、
これだけ動きまくっても、体を壊さなかったのは、ミニバスケットを、下手なりに続けていたおかげかもしれません。
あとは田舎だったので、昔から外遊びを良くしていたので、そのおかげかもしれません。
もし、こんな風に少しずつ体を作っていなかったら、きっと体を壊していたと思います。

このように、子どもが動き過ぎて痛めてしまうモノに、踵骨骨端症があります。
別名、セーバー病とかシーバー病などとも呼ばれますが、
この疾患は、踵骨の成長線のところに負荷が掛かり、炎症や壊死を起こして痛みを起こす疾患です。
この踵骨の部分には、アキレス腱と足底腱膜が付着しており、
過度の運動をすることによって、これらの腱が踵骨を引っ張り合うことによって、
踵骨の成長線のところに負荷が掛かることが主な原因です。
この成長線のところは、骨が成長するために、骨が固まりきっておらず、柔らかいため、
負荷が掛かると、炎症などを起こし痛めてしまいます。
ひどくなると、踵から足を着くことができなくなることがあります。

基本的には、動き過ぎなため、運動をやめてもらい、
更に、準備運動と運動後のストレッチをキチンとすることによって、
踵骨に付着している腱の柔軟性を上げることができ、踵骨にかかる負荷を少しでも軽減できます。
また、足部の内側縦アーチがつぶれると、足底腱膜が緊張し負荷が増すため、内側縦アーチを支えるアーチサポートを入れます。
更に、アキレス腱の負荷を減らすため、踵の高さを少し高くすることもあります。
これらによって、踵骨への負荷を減らし、炎症や壊死を納めていきます。
ただ、成長線のところに起きるため骨が弱く、痛みが治まっても、
運動を再開すると、痛みがぶり返すことがあり、治療が長期化することがありますので、
痛みが治まったからと言って、インソールをとることはせず、医師の指示に従ってください。

動き過ぎの他に、靴や、運動をする地面の影響も大きく受けます。
硬い地面の上で、クッション性のない靴で運動を続けると、踵骨への負荷が増し、
炎症を誘発することがあります。
そのため、コンクリートなどの硬い地面ではなく、なるべく柔らかい芝の上などで運動をするようにし、
スパイクなどのクッション性の乏しい靴ではなく、クッション性に優れたソールで、
前足部以外の部分のソールがしっかりした靴で、踵部に芯の入った靴で運動をするようにすると、
踵骨にかかる負荷が軽減できます。

これらの他に、踵にクッションのあるサポーターなどもありますので、
家の中でも痛みがひどい場合などでは、使用してみてもいいと思います。

これから夏休みが始まり、クラブ活動で動くことが増えて、
硬い地面などで走る機会が増えそうなら、準備運動と終わった後のストレッチ、
そして、クッション性のいい靴で運動させてあげて下さい。
もし、インソールを入れられそうなら内側縦アーチを支えるようなインソールを入れてあげるといいと思います。
もし、インソールについて気になれば、お気軽にご相談ください。


それでは本日はここまで。
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