2022/05/03 21:58

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前回「インソールと布草履(https://kyykxs.official.ec/blog/2022/05/02/223411」のお話をさせていただきました。
外ではインソールを使い足のアライメントを整え、部屋の中では布草履を使い足を鍛える、
このようにして足を少しずつ鍛えていくことにより、足のだるさや疲れやすさを解消していきましょうというお話をさせていただきました。
このように、無理に鍛えるのではなく、普段生活から自然といつの間にか鍛えることにより、
体の状態を若く保ち、健康的に過ごすことが出来れば、人生楽しくなると思っています。

しかし、普段から鍛えている人でも、ケガをするときはするもので、
靭帯を痛めてしまったり、疲労骨折をしてしまったり、肉離れを起こしてしまったり、
様々なケガをするものです。
その中でも、普段あまり運動をしていない人でも起きるものに、「半月板損傷」というものがあります。
この「半月板」とは、膝関節の中にあり、クッションの役割と、膝の安定性を保つ役割があり、繊維軟骨で出来ています。
この半月板には、「内側半月板(ナイソクハンゲツバン)」と「外側半月板(ガイソクハンゲツバン)」の2つがあり、
内側は細いC字状で、外側はO字状に近いC字状になっています。
断面形状は、外縁部分が厚い楔状をしており、このことによって大腿骨を収めています。

半月板損傷は、スポーツなどで起こす場合、コンタクトスポーツでの強い外力が加わった場合、更に、荷重をかけた状態で膝をひねる動作をしてしまった場合などで損傷してしまいます。
こういった場合には、半月板損傷だけでは済まないことが多く、特に内側半月板は内側側副靭帯と結合しているため、
スポーツ外傷などで内側半月板を損傷した場合、内側側副靭帯も一緒に損傷することが多く、
更に前十字靭帯も一緒に損傷してしまうことがあり、これを「不幸の三徴候」と呼ばれることがあります。
また、事故などにより強い外力が加わった場合にも同じようなことが起きてきます。
他に、加齢による半月板の変性によって、ちょっとした外力でも損傷しやすくなるため、40歳以降は特に注意が必要です。
また、外側半月板では、日本に特有の先天性円盤状半月板という、本来ならC字状になっている半月板が、
Cの中が埋まった状態になった円盤状の半月板に、生まれつきになっていることがあり、この埋まってしまっている半月板が損傷することがあります。

これらの様々な半月板損傷になってしまった場合、程度や合併症によって、対処が変わってきますが、
本日はここまで、
続きは次回お話しようと思います。
読んでいただきありがとうございました。

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