2022/05/13 06:34
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前回「膝蓋軟骨軟化症_対処方法(https://kyykxs.official.ec/blog/2022/05/12/064535)」のお話をさせていただきました。
ランニング量の調整、大腿四頭筋のストレッチや強化、下肢のアライメントを整えるなどの方法を紹介しました。
すぐにできるものもあれば、サポーターなど買ってこないとできないものなど様々ありあましたが、
もし、判断が出来なかったり、対処をしても一か月以上症状が続く場合は、整形外科を受診しましょう。
さて、今回は「腸脛靭帯炎」についてお話しようと思います。
この疾患は、読んで字のごとく腸脛靭帯が炎症を起こしたものです。
この腸脛靭帯は骨盤の腸骨稜と呼ばれる、ウエスト部分の骨盤から、大腿部の外側から膝関節を通り越し、すぐの下腿の脛骨の近位部に付着しています。
このように、股関節と膝関節の二つの関節を通り越す筋膜様組織で、腸骨から脛骨まで靭帯のため、筋組織の様に柔軟性が乏しく、
膝関節を通り越す直前の大腿骨外側上顆の部分で摩擦が生じ安く、この摩擦を繰り返すことによって発症する炎症です。
長距離ランナーの過用症候群として発症しやすく、運動中に大腿骨外側上顆である、膝関節のすぐ上の外側の大腿部に痛みを訴えます。
これは、膝関節の屈曲角度が影響していて、膝屈曲約30~40度で腸脛靭帯が大腿骨外側上顆の上を通過するため、
この角度を何度も通過しやすい、長距離ランナーに発症しやすくなっています。
他に、膝を屈曲したままになりやすい、下り坂でのランニングや、登山、自転車、スキー等々ランニング以外のスポーツでも、
条件がそろえば、この腸脛靭帯炎になりやすいです。
更にこの疾患は、O脚によって大腿骨外側上顆の形状が強調されることにより、より発症しやすくなります。
また、この靭帯は先に述べたように、腸骨から脛骨までの長い靭帯のため、
緊張が高いと大腿骨外側上顆との摩擦力がより強くなり、症状を悪化させる要因になりやすいです。
このように様々な原因で発症する腸脛靭帯炎、発症してしまったら、これらの原因を取り除いてやればいいのですが、
詳しくは次回にお話しようと思います。
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少しでも、あなたの問題を解消できる手助けになれば幸いです。
それでは本日はここまで、
読んでいただきありがとうございました。
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