2022/05/14 09:27

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前回「腸脛靭帯炎_原因(https://kyykxs.official.ec/blog/2022/05/13/063440」のお話をさせていただきました。
長距離ランナーのオーバーユースにより発症し、階段の上り下りや座位からの立ち上がりの時に痛みを訴えることが多いです。
痛みの出る場所は、膝蓋骨上縁と同じくらいの高さの外側の部分です。
この部分は、大腿骨が出っ張っており、その上を腸脛靭帯が通っています。
そのため、この出っ張った大腿骨外側上顆の部分で摩擦が起き、
これが繰り返されることにより炎症が起きて痛みが出てしまうのが、この疾患の特徴です。
そして、この摩擦が起きやすいのが長距離ランナーの膝関節の角度で、膝関節屈曲30~40度くらいになります。
そのため、長距離ランナーに限らず、この膝の角度を繰り返すと発症する可能性があるため、
下り坂でのランニング、登山、自転車、スキー等々、様々なスポーツで発症するリスクがあります。
また、O脚変形がある場合、大腿骨外側上顆の形状が強調されるため、発症リスクが上がるので注意が必要です。
更に、この腸脛靭帯の緊張が高い場合も、摩擦力が上がるため、症状悪化の要因になる可能性があります。
これらの原因を取り除くことが一番の対処方法となります。

まずは、今行っているスポーツを控えることです。
基本的には、オーバーユースなので、炎症が収まるまではスポーツをやめておき、炎症が収まってから再開しましょう。
ただし、同じように動いてしまうと、同じように痛めてしまうので、この後の対処方法を行いながら、徐々に運動量を増やしていきましょう。

まずは腸脛靭帯のストレッチを行い、靭帯やこの靭帯についている筋肉の緊張をとってやりましょう。
オーバーユースになっている場合、疲労などにより筋肉などの軟部組織が硬くなっていることがあるため、これをほぐしていく必要があります。
腸脛靭帯のストレッチには「クロスレッグストレッチ」という足を交差させるストレッチがありますが、
これを行うのと同時に、スポーツをする前と後に、全身のストレッチも行うようにし心がけることをオススメします。
これは、スポーツ前の体をほぐすことと、スポーツ後の疲労緩和のためで、これが意外とできていないので、ちょっと意識してみて下さい。

次に、下肢のアライメントを整えていきます。
O脚変形が要因としてあるため、これを解消するために、インソールを入れることをオススメします。
O脚変形には膝サポーターの選択肢もあるのですが、スポーツをするとずれやすく、蒸れたり、ごわついてじゃまになりやすいため、
靴の中に入れるインソールで調整すると、靴を履けば効果を発揮するため、こちらを紹介します。
このインソールは何を入れてもいいわけではなく、インソールの外側が高くなったものを使用し、
これにより、O脚変形が少しでも緩和すれば、大腿骨外側上顆部の腸脛靭帯に対する摩擦力が緩和するため、症状の改善が期待できると思います。

最後に、スポーツをする地面も注意しましょう。
走るときなどに、不整地が多いところを走ると、不安定になり、靭帯に負担がかかるため、
なるべく整地されたところでスポーツをするようにしましょう。

前回と今回で「腸脛靭帯炎」のお話をしてきましたがいかがだったでしょうか?
少しでもあなたの悩みの解決の糸口が見つかれば幸いです。

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MAILインソールは、症状や使用用途に合わせて製作するインソールです。
少しでも、あなたの問題を解消できる手助けになれば幸いです

それでは本日はここまで、
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