2022/05/16 06:46
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前回「鵞足炎_原因(https://kyykxs.official.ec/blog/2022/05/15/070044)」のお話をさせていただきました。
この疾患も基本的にはオーバーユースで発症する疾患で、痛みの出る部分が内側ハムストリングスの停止部になります。
この部分は膝関節内側の少し下(5cmくらい)のところに付着しており、
形が鵞鳥(ガチョウ)の足の形に似ていることから、鵞足(ガソク)と呼ばれています。
発症原因としては、膝関節の過度の屈伸、下腿の外側へのひねりなどがあります。
また、下腿のひねりに関して、靴の不適合が大きく関わっており、
靴の中で足部がずれてしまうことにより、下腿の外側へのひねりが増大してしまうので注意が必要です。
更に、ハムストリングスの柔軟性不足も、鵞足への負荷を増やす要因になります。
対処方法として、まずは過度の屈伸となるオーバーユースを控えること、これが第一です。
更に、オーバーユースをやめることによって、下腿の外側へのひねりも抑制されるため、症状の改善が図れます。
また、下腿の外側へのひねりに関して、靴の不適合が大きな要因としてあるため、これを改善していく必要があります。
この靴の不適合は、以前はバスケットボールのシューズでよく見られました。
最近はあまり見られなくなりましたが、それでもシューズの重要性は変わらないので、
足の形状に合ったもの、サイズに合ったものを選び、インソールでアライメントを調整し、キチンと足にフィットさせて履くことが重要です。
そして、ハムストリングスの柔軟性を持たせておくこと、これも重要で、柔軟性が不足していると、
筋肉が緊張し、付着部への負荷が増大するため、ストレッチを行い柔軟性を確保しておくことが重要です。
また、この柔軟性不足は、今まで運動をあまりしていなかった人が、急に運動を始めた時に見られることがあるので、
運動不足を解消しようと、一気に負荷量を上げずに、徐々に負荷量を上げたり、しっかりストレッチを行って運動を始める様にすると、
体への負荷が軽減されるので、気にかけてみて下さい。
これとは別に、筋疲労がたまると、筋肉が硬くなるので、運動後もストレッチを行い、筋肉をほぐす様にすることをオススメします。
更に、鵞足には縫工筋も付着しており、この筋肉はあぐらをかくときにつかく筋肉なので、
あぐらをよくかく方は、少し気を付けてストレッチなどで解してあげた方がいいかもしれません。
それでは本日はここまで、
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