2022/05/17 06:39

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前回「鵞足炎_対処方法(https://kyykxs.official.ec/blog/2022/05/16/064610」のお話をさせていただきました。
鵞足炎とは鵞足と呼ばれる、内側ハムストリングスの付着部が炎症を起こしたもので、過度の屈伸や下腿の外側へのひねりで発症しやすくなります。
これらは、ランニングのし過ぎなどのオーバーユース、
フィットしていない靴を使用することにより、靴の中で足部が滑ることによる下腿の外側へのひねり、
内側ハムストリングスの筋肉の緊張などがあげられます。
そのため、対処方法としては、オーバーユースをやめること、フィットしたサイズの靴を履くこと、筋肉のストレッチ、これらが基本的な対処方法になります。

この鵞足炎と同じように、膝の内側が痛くなる疾患に「内側側副靭帯炎」があります。
内側側副靭帯は、大腿骨内側上顆から膝関節をまたぎ、下腿の脛骨内側顆に付着している靭帯です。
以前「半月板損傷(https://kyykxs.official.ec/blog/2022/05/03/080624)」のところでも出てきた靭帯で、
外側側副靭帯より幅が広く、内側半月板と結合しており、膝の安定性に関わっています。
この靭帯は、膝関節を伸展(伸ばす)、外反(X脚)、回旋(ひねり)の動作で緊張するようになっています。
そのため、ランニング中、膝関節が伸展した際に靭帯が過緊張になりやすい、X脚傾向の強い方に炎症を起こしやすくなります。

鵞足炎では、膝関節の少し下(5cmくらい)に痛みを訴えることが多いですが、
この「内側側副靭帯炎」では、膝関節部分(関節裂隙)の靭帯部分に一致して痛みを訴えることが多いです。
また、ランニングでなることはほぼないですが、膝関節の外側から強い外力を受けると、損傷することがあるので、
コンタクトスポーツをする人は気をつけるようにしましょう。

この靭帯は、X脚傾向の方が特に負荷が大きいので、これを減らすようなインソールや膝サポーターを使用することをオススメします。
ただ、膝サポーターは、スポーツの最中にずり落ちてしまうことが、しばしばあるため、インソールの方が簡単に使用できるかもしれません。
ただし、変形性膝関節症と痛みのでる部分が似ているため、自己判断が難しい場合、整形外科を受診することをオススメします。

それでは本日はここまで、
読んでいただきありがとうございました。

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