2022/05/19 06:02

本日も、ご訪問いただきありがとうございます。
初めての方は『初めまして』これからよろしくお願いします。

前回「ランナー膝_まとめ(https://kyykxs.official.ec/blog/2022/05/18/064014」のお話をさせていただきました。
ランナー膝は基本的にオーバーユースでなるもので、「膝蓋軟骨軟化症」「腸脛靭帯炎」「鵞足炎」「内側側副靭帯炎」が代表的な疾患です。
原因としてはオーバーユースだけでなく、靴のフィット具合、下肢のアライメントなど、様々な要因が重なり発症します。
これらを良く理解して対処する必要があるため、自己判断が難しい場合は、整形外科を受診しましょう。

本日は同じランニングで痛みのでる「シンスプリント」についてみていこうと思います。
シンスプリントは足関節の上から下腿の真ん中のあたりにかけて、広い範囲で痛みの出る疾患です。
これは、つま先を上げたり下げたりする筋肉が付着している部分に当たり、
ランニングやジャンプなどの動作の繰り返しによりオーバーユースがおきることによって疲労がたまり、付着部の骨膜に炎症が起きたものです。
この様に疲労がたまることから、病名は「脛骨過労性骨膜炎」と言います。
そして、この疲労をため過ぎると脛骨の疲労骨折を起こしてしまうことがあるので、
痛みが出たら放置せずに、対処していくことが重要です。

このシンスプリントに関わる筋肉は、「前脛骨筋(つま先を上に引き上げる)」「長母指屈筋(母趾を曲げる)」
「後脛骨筋(つま先を下と内側に曲げる)」「長趾屈筋(母趾以外の足趾を曲げる)」が関わっています。
これらの筋肉は足部の内側縦アーチに関わる筋肉でもあるため、シンスプリントになってしまう方には、
内側縦アーチに異常がみられる場合が多いです。
これは、内側縦アーチが落ちることにより、内側縦アーチの形成に関わる筋肉に負荷がかかることによって、
その筋肉の付着部に負荷が掛かってシンスプリントになるのか、
シンスプリントに関わる筋肉に疲労がたまり、筋肉の機能が発揮されず、
内側縦アーチが落ちてしまうのか、はっきりとはいえませんが、
どちらにしろ、内側縦アーチを保つことが、シンスプリントに重要なことは言えます。
また、筋肉に疲労がたまると、筋肉が硬くなり、地面からの衝撃を吸収することが出来ず、付着部に負荷が掛かるため、症状が出やすくなります。
他に、筋力が弱い場合も、地面からの衝撃に対して抗うだけの能力が不足しており、付着部に負荷が掛かってしまうことがあるため、注意が必要です。
また、基本的にオーバーユースにより引き起こされるため、症状が長引くことが多いため、中途半端にせず、しっかり治すことが重要です。

それでは本日はここまで、
読んでいただきありがとうございました。

もし、あなたがこの記事を読んで、「ランニングのし過ぎかな?」と思ったなら
ぜひ、フォローをお願いします。
また、今後も、足・靴に関する記事を多く載せていく予定ですので、ブックマークをしてくれるととてもうれしいです。

それでは、またのお越しをおまちしております。

←220520_ランナーに多く長引きやすい_シンスプリント_対処方法(https://kyykxs.official.ec/blog/2022/05/20/064852
 220518_ランナー膝_まとめ(https://kyykxs.official.ec/blog/2022/05/18/064014