2022/05/20 06:48

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前回「シンスプリント_原因(https://kyykxs.official.ec/blog/2022/05/19/060233」のお話をさせていただきました。
シンスプリントは病名を脛骨過労性骨膜炎と言い、ランニングやジャンプなどの動作を繰り返すことにより、
つま先を上げたり下ろしたりする筋肉に疲労がたまり、この筋肉が付着している骨膜に炎症が起きたものです。
この筋肉とは「前脛骨筋(つま先を上に引き上げる)」「長母指屈筋(母趾を曲げる)」
「後脛骨筋(つま先を下と内側に曲げる)」「長趾屈筋(母趾以外の足趾を曲げる)」で、
足部の内側縦アーチを形成する筋肉と同じです。
そのため、シンスプリントを発症している方の内側縦アーチはつぶれていることが多いです。

このようなシンスプリントに対してどのようなことをしていけばいいのでしょうか?

まずは、痛みの出ているところのアイシングです。
シンスプリントは脛骨の骨膜が炎症を起こしている状態のため、まずはこの炎症を収めるために冷やすことが必要です。
スポーツ後などに熱を持ったところを氷嚢などで冷やしいきます。
骨膜は骨の表面の膜のため筋肉の奥にあり、体表を少し冷やしただけでは患部を冷やすことが難しいため、
時間をかけて冷やしていく必要があります。
そして、基本的にオーバーユースになっているため、ランニングやジャンプなどの動作を控え、筋肉トレーニングなどで鍛えていきます。
この筋トレは足趾の屈筋群を鍛えることになる、タオルギャザー運動をオススメします。
次に、疲労がたまり硬くなった筋肉をほぐし、柔軟性を持たせるためにストレッチをしていきます。
このストレッチはスポーツの前と後両方行い、更にお風呂上りなどにも行ってほぐしていきます。
ストレッチ方法は様々なものが紹介されていますので、続けられそうなものを選んでやってみて下さい。
一気にほぐそうとせずに、少しずつ継続的にしていくことを意識してしていきましょう。
最後に紹介するのが、シューズのフィッティングと内側縦アーチを支えるインソールの使用です。
シューズは必ず足のサイズと形状に合ったものを選択し、シューズの中で足がずれない様にしましょう。
シューズの中で足がずれてしまうと、不安定になり、足趾でシューズを掴もうとして、
足趾の屈筋群に負荷が掛かってしまい、シンスプリントを悪化させてしまいます。
そして、内側縦アーチを支えることにより、シンスプリントに関わる筋群の過度の伸長を防ぎ、負荷を減らすことが出来ます。
また、内側縦アーチの形状を保つことによって、足部が本来持っていいる衝撃吸収能力を発揮することが出来るため、
地面からの衝撃を押さえることができ、シンスプリントだけでなく、全身への負荷を少なくすることが出来ます。

シンスプリントの対処方法はこのようなものがあります。
この他にも薬物療法(いわゆる痛み止めなどのお薬で痛みをコントロールすること)や
理学療法(電気や超音波などの物理的なものから、運動指導、それぞれの筋肉に対応した他動的なストレッチやマッサージなど)などがあり、
整形外科などを受診すると受けることが出来ます。
痛みが何をやっても取れず、原因が分からなかったり、痛みを繰り返してしまったり、
ピンポイントで痛みが出る場合(疲労骨折の可能性あり)は整形外科を受診しましょう。

それでは本日はここまで、
読んでいただきありがとうございました。

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