2022/06/20 06:59
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前回「靴の選び方_足の幅(https://kyykxs.official.ec/blog/2022/06/19/091516)」で、足の幅についてみていきました。
足の幅は、年齢が上がるほど広くなる傾向があり、女性の方がこの傾向は高いです。
また、外反母趾になっていることもあるため、この幅に注目して靴を選ぶことも、足長と合わせてとても重要です。
本日は靴の入り口部分のフィッティングについてみていこうと思います。
この靴の入り口部分、意外とキチンと見たことがないのではないでしょうか?
見ていたとしても、素材が柔らかくて靴ずれを起こしにくいか?くらいしか見てない方がほとんどだと思います。
しかし、素材だけでなく、この入り口部分の形状が、靴ずれにとても影響するのです。
実は、短靴(くるぶしまでの靴)の場合、靴の入り口部分は、キチンと解剖学的に考えられて作られたものであれば、内側より外側が低く、
内側の一番低くなっているところが、外側より少し前にある状態になります。
これは、外果(外くるぶし)が内果(内くるぶし)より下にあり、内果が外果より前で上にあるため、
この部分が靴の入り口の縁に当たらない様に、このような形状になっています。
そのため、まずはこういった形状の靴を探す様にしてみて下さい。
次に、踵の部分の丸みが、足部の踵骨の形状と、あっていて、更にアキレス腱に突き刺さらないものを探す様にしてみて下さい。
この部分は、靴ずれが特に起きやすく、女性ものの靴、特にパンプスなどの入り口部分が大きく開いている靴は、
踵骨に靴をひっかけるために、あえて食い込むように作られていることがあるので、注意が必要ですが、
病院でインソールを作るときは、パンプスはあまりオススメしていません。(作ることもありますが・・・)
ただ、女性と男性では踵骨の大きさに違いがあるため、同じ足長であっても、男性の方が踵骨が大きい場合があり、
女性がメンズの靴を履かなくてはならないときは、踵骨の形状と靴の踵のアールの形状に注意が必要で、
試し履きをして歩いてみた時に、踵がパカパカ動く用であれば、少し補高を入れるか、
入り口の縁の部分にボリューム調整用のパットを貼るなどしなければいけない場合もあります。
最近、この入り口部分が、とても低く設定されている靴があります。
もし、アキレス腱付着部炎や踵骨骨端症(セーバー病 or シーバー病)など、補高が必要になる疾患でインソールを作る場合は、
このような入り口部分の低すぎる靴の購入は控えてほしいです。
また、ちょっとしたことですが、靴ひもを通す穴の位置も確認しておくと、パフォーマンスに影響してくるので、
試し履きをしたときに、キチンと上まで絞めて、歩いたり、背屈動作をしたときに食い込まないか?、
脱げそうにならないか?、ハトメ(靴ひもの穴の金具)が内果に当たらないか?食い込まないか?などを確認しておくと、
よりいい状態で靴を履け、インソールの効果もより発揮できるので、少し気にしてみて下さい。
さて、本日はここまで。
靴を選ぶのにも、ざっとフィッティングだけでもいろいろ見るところがありますねぇ。
今回紹介してきた、「足長」「足幅」「入り口」は、試し履きをして、簡単に軽くだけでも確認してみて下さい。
そうすると、靴の履き心地が格段に変わってくるはずです。
この履き心地が変わると、パフォーマンスが上がります。
パフォーマンスが上がると気分が上がり、楽しくなります。
靴から人生が変わってくるかもしれません。
少し大げさになりましたが、ちょっとだけ頭の片隅に置いて、靴選びをしてもらえたら嬉しです。
読んでいただきありがとうございました。
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