2022/06/28 07:06

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前回、爪についてお話しましたが、足のお悩み爪と同じくらい多いのが「タコ・ウオノメ」です。
この「タコ・ウオノメ」は両方とも皮膚の異常になるのですが、でき方に違いがあります。

「タコ」は、硬い皮膚が皮膚の表面が盛り上がっていくようにできていきますが、
「ウオノメ」は、中心に芯があり、それが皮膚の中に楔状に入っていくようにできていきます。
そのため、「ウオノメ」はこの芯を取り除かないと、表面を削ったりしても痛みが取れません。

この「タコ・ウオノメ」がよくできるところとして、足趾の付け根あたりのMP関節部、特に第2・3趾のあたりによくできます。
この部分は本来、前足部の横アーチというアーチ構造があり、第2・3趾の部分は地面につかない様になっています。
しかし、このアーチ構造がつぶれて、地面に当たってしまうため、刺激となり、この部分の皮膚が守ろうとして
徐々に皮膚が厚くなり、「タコ・ウオノメ」になっていきます。

そのため、この前足部の横アーチを保つことが必要です。
この横アーチは深横中足靭帯や母趾内転筋などの軟部組織によって保たれており、
これらの軟部組織を痛めてしまう事によって、前足部の横アーチの形状が崩れていきます。

この原因として挙げられるのが、足に合わない靴・靴の履き方、外傷による軟部組織の損傷、内科的要因によるもの、
遺伝、体重の増加、加齢によるもの、筋力低下、足部のアライメント異常、などなどたくさんの原因があげられます。

靴について、簡単に言うと、つま先を締められることによって、MP関節部が開く力が加わり、
長年の積み重ねで軟部組織が緩み、横アーチがつぶれてしまう事が起きてきます。

内科的要因では、リウマチや膠原病などによって関節部分に変形が起きてしまうため、横アーチが無くなってしまいます。
そのため、薬でコントロールしていくことが必要になります。

筋力低下、足部のアライメント異常では、前足部のアーチだけでなく、足部全体のアライメントの異常が連鎖して
前足部の横アーチに異常が出てしまうものです。

このように様々な要因によって前足部の横アーチがつぶれることによって
「タコ・ウオノメ」ができてしまうのです。

もし、第2・3趾のMP関節部に「タコ・ウオノメ」ができていたら、
何が原因かしかり確認して対処していくことが必要になりますので、ご注意ください。

それでは本日はここまで。
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