2022/06/30 07:43

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前回、「モートン病の病態」について、お話ししました。
この疾患は、足底神経という足趾に伸びる神経が絞扼されることによって、痛みや痺れの出る疾患で、
前足部の横アーチがつぶれることによって起きてきます。

この前足部の横アーチのつぶれは、ここだけで起きてくるのではなく、
足部全体のアライメントの崩れが連鎖して横アーチもつぶれてきてしまうのです。

足部には縦アーチというものがあり、この起点になっているのが踵骨です。
この踵骨から内側縦アーチと外側縦アーチに分かれ、前足部の横アーチにつながっていきます。
そのため、この踵骨のアライメントが前足部まで影響してきます。

踵骨は、後ろから見た時、内に倒れているか外に倒れているかと、
横から見た時に、踵骨の前足部側がどれだけ上がっているかの角度によって、アーチがどのような状態になっているか、評価することができます。

この踵骨が内に倒れている状態の時、内側縦アーチがつぶれて、これにつられて前足部の横アーチもつぶれてきます。
これを「外反扁平足」と言い、外反母趾などにも影響します。
横から見た時の踵骨の角度が小さくなり、中足部がつぶれて落ちてきて、縦アーチ全体がつぶれたような状態になった時にも
前足部の横アーチがつぶれて、足全体が平べったくなってしまう「偏平足」になってしまいます。

このように、踵骨の状態によって、前足部まで影響を及ぼしてしまうため、
前足部の横アーチだけを上げるようなインソールではなく、
踵骨から、足部全体のアライメントを整えるようなアーチサポートが付き、前足部の横アーチも上げるための
メタタルザルパッドのついたインソールを使うことをオススメします。


それでは本日はここまで。
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