2022/07/02 07:34

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本日は土曜日で、多くの病院が午前診のところが多いと思います。
そんな病院で、受付業務やレセプト・カルテを運んだりと忙しく働いている事務の方、
足趾の付け根に痛みが出てませんか?そして、履いてる履物は「ナースサンダル」だったりしてませんか?

その足趾の痛み、実はナースサンダルのせいかもしれません。

最近では少なくなりましたが、ちょっと前までは看護師さんも、ナースサンダルを履いて
忙しく診察室を行ったり来たり、患者さんを呼びに行ったり、カルテを運んだりしていました。
しかし、ナースサンダルは踵が少し高くなっていて、サンダルの先が細くなっているため、
あまり足にいい履物とは言えないもので、最近ではスニーカーを履いて仕事をしている看護師さんを、よく見るようになりました。

ですが、カルテの入力をしたり、医療費の計算をしたりする事務の方は、まだまだナースサンダルを履かれている方が、
看護師の方に比べて多い気がします。
これは、看護師の方に比べて歩く量が少なかったり、制服に合わせるのに、ナースサンダルの方が合わせやすかったりすることがあるのかもしれませんが、
やはり、足にはあまりよくないので、オススメはしにくいです。

このナースサンダルの特徴でもある、少し高い踵と細くなったつま先、更に滑り台の様なソール、
これらが合わさると、前足部と足趾にとても負担がかかるようになってしまいます。
この状態を続けていると、足趾の変形や胼胝ができたりします。
そして、足部の変形だけにとどまらず、膝関節や体幹にまで影響を及ぼしてしまいます。

足趾の変形でよく見られるのが、「外反母趾」です。
外反母趾は、靴の影響が大きく、特に、先の細くなった靴などに足趾が押されて、
MP関節が広がることによって外反母趾になります。
また、ナースサンダルには内側縦アーチを支える機能がないことが多いため、
内側縦アーチがつぶれやすく、このことも外反母趾になりやすくしています。
そして、内側縦アーチで足部を前に滑るのを止めることができないので、
足部がナースサンダルの前に滑ってしまい、足趾を押されて外反母趾になりやすくなります。

もし、ナースサンダルを履いて仕事をしていて、足趾に変形や痛みがある方は、
一度、ナースサンダルをやめてみると、痛みが変わるかもしれません。


それでは本日はここまで。
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