2022/04/08 06:14
本日も、ご訪問いただきありがとうございます。
初めての方は『初めまして』これからよろしくお願いします。
前回「フットケア①(https://kyykxs.official.ec/blog/2022/04/07/051511)」のお話をさせていただきました。
フットケアの始まりは「観察」することからで、観察で、異常を見つけて対処していくことが大事です。
これができそうでなかなかできなくて、糖尿病などの循環器系や神経系の疾患がある人は
知らない間に傷を作ったり、感染症になったりして、足を切断したりすることがあります。
これは極端なお話ですが、けっこう知らない間に爪が伸びていたり、踵がガサガサになったりしていませんか?
最悪のケースも最初はこんなことから始まっています。
この観察をして、次に何をしていけばいいのか?
まずはキレイに丁寧に足を洗ってあげてください。
そんなのいつもやってるよ?と思われると思いますが、これが重要です。
泡が細かくなるまでしっかり洗ってあげてください。
これで何が違うのか?
実は、足の踵などの皮膚が厚くなるのは、余分な皮膚が取れずに残っているからです。
要するに「皮膚のターンオーバーがうまくいっていない」ということなので
この余分な皮膚をとって、ターンオーバーのサイクルをキレイに回してあげることが必要です。
ターンオーバーはだいたい28日間くらいで1周するので、1か月間頑張ってみましょう。
このとき、軽石などでなるべく削らない方がいいです。
軽石で削るということは、刺激を与えるということなので、
「この部分の皮膚が薄くなってる!皮膚を厚くしないと!」と体が勘違いして、皮膚が厚くなり、それをまた削る、そして削る、どんどん厚くなる
という負のループを繰り返すことになるので、軽石で削るのはやめた方がいいです。
1か月後、それでも一部に皮膚の厚みの残るところがある場合、皮膚のターンオーバーのせいではない可能性があります。
それは荷重のかけ方や靴のあたり、足の変形の可能性があります。
荷重のかけ方では、踵荷重になっている人ほど、踵部分の皮膚の厚みが厚くなる可能性が高いです。
靴のあたりでは、拇趾と小趾の両サイドの部分が靴にあたり皮膚が厚くなっていることがあります。
また、サイズの小さい靴を履いている場合、足趾が縮こまり、靴のアッパーとこすれて甲の部分の皮膚が厚くなっていることがあります。
足の変形では、変形で骨が突出したところや、荷重が多くかかっているところなどが、厚くなりやすいです。
これらの場合、歩き方を変えたり、姿勢を見直したり、靴を変えたりする必要があります。
靴の場合は、自分の足のサイズにに合った靴を買ってもらえばいいのですが、
歩き方を変えたり、姿勢を見直したりすることは、なかなか自分一人ですることは難しい場合があります。
そういったときは、歩き方や姿勢について知識のあるトレーナーさんに整えてもらうのがいいと思います。
ただ、そういったところが近くになかったり、行く時間がなかなか作れなかったりする場合は、
インソールを入れるという手もあります。
インソールで重心の位置をコントロールしてあげることによって、荷重のかかり方を変えることができます。
更に、足の変形に対して、足部のアライメントを整えてやることによって、一部に集中していた荷重を整えることができます。
また、拇趾と小趾の両サイドの靴へのあたりは、インソールで横アーチを持ち上げてあげることによって、改善することもあります。
ただし、靴のサイズがあっていなかったり、靴の履き方が間違っていた場合、いくらインソールで整えてあげても
皮膚の厚みがよくなることはないので、靴にも気を使ってあげてください。
それでは本日はここまで、
読んでいただきありがとうございました。
次回、更に皮膚の厚みにつてお話していこうと思います。
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